
13年もの長い間、サーカスの見世物として、狭い檻や冷たいコンクリートの上で飼育され続けたライオンのウイル。そのウイルがブラジルの動物保護団体 Rancho dos Gnomos Santuárioに救出され、13年ぶりに土や草の上を歩いた時の反応です。
牧場に解き放たれ…
嬉しそうに走り回った後、土を何度も掘ってみるなど大地の感触を確かめます。
草の上ではしゃいだ後、しばらく気持ち良さそうに寝っころがります。
サーカスでは固く冷たい床の上で、ありとあらゆる芸を教え込まれ、狭い檻で暮らし、調教されて見世物にされてきました。13年間受けてきた精神的・肉体的な深い傷があります。また、野生で生きてきた経験がないので、野生に帰しても生きていくことができません(咆哮を上げるなど、野生のライオンがするようなことは全くしなかったようです)。
ちなみに、ウイルは2011年に生涯を終えるまでの最後の5年間を、この牧場で過ごしたそうです。
本来は野生で暮らす動物。ウイルの姿を見ていると考えさせられます。
以下の映像は、ブラジルの動物保護団体 Rancho dos Gnomos Santuárioが、寄付金を募る一環として、2015年5月9日に公開したものです。
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出典:YouTube