種が弾け飛ぶ「ホウセンカ」その花の名前の由来は?花言葉はなに?

ホウセンカといえば、小学校の教材としても育てることがあるため身近な植物ですよね。
夏に明るい色の花を咲かせるホウセンカは、指でぎゅっと触ると皮がめくれて種が飛び出すのが特徴です。

このホウセンカ、名前の由来はどこにあるのでしょうか?
ここではホウセンカの名前の由来や花言葉についてまとめてみましょう。

ホウセンカはこんな花

小学校の理科の授業でホウセンカを育てたことがある!という人は多いはず。
しかし、名前は聞いたことある、見たことあるけど、ホウセンカについて詳しく知らない・・・という人もいるはず。
そこでここでは、まずホウセンカの特徴をまとめてみます。

花の特徴

ホウセンカは一年草で、春に種をまくと、夏にかけて成長・開花して、夏の終わりにはたくさんの種を付けます。
こぼれた種で次の年も同じ場所から芽を出すほど強い生命力のある花としても知られています。

本来の花の色は赤ですが、園芸品種の中には赤の他に、白、ピンク、紫などもあり、色とりどりの花を楽しむことができます。

開花時期

ホウセンカと言えば、夏の花というイメージが強いですよね。
ではその開花時期、正確にはいったいいつ頃なのでしょうか?

ホウセンカの種まき時期は4~5月頃で、開花時期は6月中旬~9月中旬頃です。

この時期になると、赤、ピンク、白、紫など色鮮やかな花を咲かせて楽しませてくれます。

日本においては地域によって多少の差があります。
九州・四国・中国・関西・東海・関東地方は6月中旬~10月中旬に開花し、8月上旬~9月中旬が見頃です。
一方、関東よりも以北は8月上旬~9月下旬に開花し、8月下旬~9月中旬が見頃とされます。

暑さに強く、水を好むホウセンカは、梅雨時期でも元気に咲いてくれますよ。

原産

ホウセンカの原産地は中国南部、マレー半島、東南アジア、インドです。
ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草で、日本には中国を経由して16世紀頃に渡来したと言われています。

弾け飛ぶホウセンカの種

ホウセンカの種と言えば、黄色く熟した実を指と指でぎゅっとつまむと、皮が弾けて種が飛び出すのが特徴です。
ではなぜホウセンカの種は弾け飛ぶのでしょうか?その秘密に迫ってみましょう。

なんのために種が飛び散るのか

ホウセンカの種が弾け飛ぶのには理由があります。
それはずばり広い範囲にホウセンカを繁殖させようとするためです。
種が遠くまで弾け飛べば、広い範囲に子孫を繁殖させることができます。

また、ホウセンカを何年も同じ土で育てると連作障害が起きると言われています。
離れた場所に種を飛ばすことで、植物体へのダメージを最小限におさえるという自然のメカニズムが働いているのです。

種が弾け飛ぶ仕組み

ではホウセンカの種はなぜ弾け飛ぶのでしょうか?
その仕組みは実はとても簡単なんです。

ホウセンカの実には、よく見ると縦に何本もの筋が入っていて、実が熟すとその筋がちょっとした刺激で割れます。
筋が割れるとくるりと内側に入り込み、その勢いで種が外に弾き飛ばされるのです。

ホウセンカのように成熟すると弾け飛ぶ種は「蒴果(さくか)」と呼ばれています。
他にもアサガオ、オクラ、ヤマユリなども同じ仲間です。

ちなみにホウセンカの実には10~20個の種が入っているのですが、遠くへ飛ぶものだと1m先に落ちるものもあるそうですよ。
結構な飛距離ですよね。

花の名前の由来

ホウセンカという名前には何か由来があるのでしょうか?
ここでは花の名前の由来について解説していきましょう。

漢字表記は「鳳仙花」

ホウセンカは漢字表記では「鳳仙花」と書き、中国名を音読みしたものです。
花の形が中国神話に登場する伝説の鳥「鳳凰(ほうおう)」が羽ばたく姿に似ていたことから「鳳仙花」と呼ばれるようになりました。

ホウセンカの別名

ホウセンカにはいくつかの別名があります。
下記にその代表的な物をまとめました。

ツマベニ、ツマクレナイ

爪紅と書いて、ツマベニもしくはツマクレナイと呼びます。
このように呼ばれるのは、かつてホウセンカの花汁で爪を赤く染めていたことが由来となっているそうです。

ホウセンカの汁を爪に塗って、初雪が降るまで爪の赤色が残っていたら恋が実るという伝承もあります。

骨抜

ホウセンカの種を噛んで飲み込むと、喉に刺さった魚の骨が取れると昔から言われています。
そこから別名骨抜(ホネヌキ)とも呼ばれています。

てぃんさぐ

沖縄地方ではホウセンカをてぃんさぐと呼んでいます。
『てぃんさぐぬ花』という沖縄地方で広く知られた民謡もありますよ。

ホウセンカの花言葉

ホウセンカは、勢いよく種が弾け飛ぶのが特徴ですよね。
花言葉もその特徴に関係しているのでしょうか?

触れないで

ホウセンカの花言葉のひとつには触れないでがあります。
これは種が弾け飛ぶ様子が、他の存在を寄せ付けない雰囲気を醸し出していることが由来となっていますよ。

短気

ホウセンカの花言葉にはもう1つ短気というのもあります。
ホウセンカの学名は「Impatiens(インパチエンス)」と言い、ラテン語で「我慢できない、短気(impatient)」を意味します。

この学名が花言葉の由来となっていますよ。
ホウセンカの実は成熟すると、ちょっと触っただけで破裂してしまうので、短気、我慢できないという意味はぴったりですよね。

まとめ

ホウセンカは夏に赤い綺麗な花を咲かせる植物で、学校の教材としても広く知られていますね。
ホウセンカの実は成熟すると種が弾け飛ぶのが特徴です。

このホウセンカの特徴から花言葉は「私に触れないで」「短気」と言います。
成熟した実に触れただけで、弾けて種をまき散らすホウセンカにぴったりの花言葉ですね。

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