日本をはじめ、多くの国の警察が様々な任務に備えて高級車やスポーツカーをパトカーとして所有していますが、このほどイタリア州警察がスーパーカー「ランボルギーニ・ウラカン」を使って緊急任務を成功させたことが世界中で話題になっています!
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イタリア州警察がTwitterで紹介
一般の乗用車とは比較にならない走行性能を持つウラカン。そのスペックを活かして交通違反者の追跡をしたのか?いいえ、任務の内容は”臓器移植の患者のために提供された臓器を時間内に運搬する”というものでした。
任務にあたったイタリア州警察がその時の様子をTwitterに投稿しています。
Grazie alla nostra @Lamborghini Huracan abbiamo trasportato in tempo il rene di un donatore per il trapianto a una persona
“Per salvare una vita non servono superpoteri” anche solidarietà, tecnologia ed efficienza aiutano @CNTrapianti @MinisteroSalute #essercisempre#5novembre pic.twitter.com/teUxqbMgvW— Polizia di Stato (@poliziadistato) November 5, 2020
ランボルギーニで500㎞を2時間強で爆走!
動画は、警察官がドナーの臓器を受け取りに向かうシーンから始まります。
出典:Twitter
イタリア北部のパドバという町で臓器を受け取ると、500㎞離れた運搬先のローマへ向かうのですが、法定速度の時速130㎞で走行しては5時間以上かかってしまい時間内に間に合いません。
出典:Twitter
しかし、警察官が乗っている車両は610psを発揮するV10搭載で、最高速度は325㎞とされているウラカンです。
出典:Twitter
そのウラカンのスペックと、ハンドルを握った警察官の運転技量によって500㎞の距離を平均時速約230㎞で走行。なんと、2時間強で運搬することに成功したのです。(3時間で運搬との報道も)
出典:Twitter
時間内に臓器が届き、手術の方も無事成功したとのこと。まるで映画のようなストーリーですよね!
Youtubeにも動画が投稿されています。
動画はこちら
臓器や血液の緊急運搬が主なミッション
たまたま臓器を届ける為にスーパーカーパトカーが活躍したのかと思いきや、実はこのウラカンパトカーは「ウラカン LP610-4 ポリツィア」と呼ばれる特殊なモデルで車体に冷蔵装置が取り付けられており、今回のように臓器や輸血用血液などの緊急運搬が主なミッションのパトカーなんだそうです。
また、このウラカンパトカーを運転できるのは警察官の中でも技量が認められた熟練ドライバーのみで、今回ハンドルを握った警察官もその一人だったようです。とはいえ、平均時速約230㎞で2時間強も走行するのは精神的負荷も大きいでしょうし命懸けの大仕事でしたね。
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出典:Twitter(poliziadistato)