
美容成分と聞いて有名なものと言えば、コラーゲンやヒアルロン酸などが挙げられると思います。しかし、数年前から、それらをしのぐ美容成分として注目されているのが、鮭の鼻から見つかった「プロテオグリカン」という成分だそうです。
目次
プロテオグリカンとは
プロテオグリカンは近年、美容業界を中心に大注目の成分だそうです。グルコサミンやコンドロイチンの親玉で、美容成分として有名なヒアルロン酸よりも優れた保水力を持っているそうです。このようにプロテオグリカン自体に保水力があるだけでなく、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促したりする働きもあるそうです。近年では、化粧品やサプリメントの成分としても使われているとか。
これまで注目されてこなかった理由
プロテオグリカンは全ての動物の皮膚や軟骨などにある成分とのことですが、それを高濃度で抽出するのが難しく、精製量がわずかだったこともあり、とても高価だったようです(研究試薬としては1グラム3,000万円という超高級品)。このような高価なものを低コストで化粧品やサプリメントに取り入れることなど現実的ではなかったようです。
出典:ponpare.jp
青森の郷土料理「氷頭(ひず)なます」をきっかけに広まる
青森で一般的に食べられている「氷頭(ひず)なます」とは、サケの鼻軟骨(氷頭)を薄くスライスし、大根やにんじんと一緒に甘酢に漬けた食べ物。軟骨を酢漬けにするとやわらかくなることに着目し、酢酸溶液の中にプロテオグリカンを溶かし出す方法にたどり着いたそうです。その結果、低コストでありながらも、安全な成分の抽出が可能になったとのこと。
鮭にはアスタキサンチンという抗酸化成分(老化防止成分)も含まれているそうですが(ビタミンEの1,000倍)、美容に良い成分がたくさん含まれているのですね!
出典:info.drinco.jp
出典:proteoglycan.jp
出典:googirl.jp