ボルトがカメラマンに接触され転倒も「足は大丈夫」と"笑顔で握手"

2015.8.28 2015.8.28

世界陸上の男子200mで優勝して2冠を達成したウサイン・ボルト選手。そのレース直後、カメラマンと接触するまさかのアクシデントがありました。

【激突ボルト冗談で不安を一蹴】短距離2冠を達成したボルトが、カメラマンと激突し転倒するアクシデントも、冗談で不安を一蹴。「足は問題ない」と語った。 http://t.co/GyJKyD7xnA

— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2015, 8月 28

これが、そのシーンです。

＜動画はこちら＞

出典：YouTube

レース直後、場内を一周しながら会場の大声援に応えていましたが、電動立ち乗り2輪車「セグウェイ」に乗って撮影中のカメラマンが、突然バランスを崩して転倒、巻き込まれる形でボルト選手は後ろ向きに倒れてしまいました。

ボルト選手はすぐに立ち上がりましたが、左脚のふくらはぎをおさえながら顔をしかめました。

カメラマンのせいでボルトが怪我とかあっちゃダメだろ

— なが丸は受験生なので低浮上 (@doiya__nanase) 2015, 8月 27

ボルトの足から血が出とる…ぶつかったカメラマン生きた心地がしないだろな…

— ちぃ (@nemu_nyanko) 2015, 8月 27

感動しちゃって……ボルト、あの怪我をさせたカメラマンのそばに歩みよって握手してたんだ。カメラマン、救われたね https://t.co/95ApNZQx5V

— Percyパーシィ (@percyperthy) 2015, 8月 27

足の具合が心配されましたが、ボルト選手は公式会見の場で「足は問題ない。大丈夫」と語っていました。また、ボルト選手は倒れこんだままのカメラマンに歩み寄って、笑顔で握手を交わし、そのままウイニングランを続行。

ちなみに、2着だったジャスティン・ガトリン選手は「（あのカメラマンは）僕のミッションに失敗した。ギャラを返してもらわなきゃ」と、ジョークで笑わせていたそうです。

とにかく大事に至らなかったことは何よりですが、今回のような事故は決してあってはならないことです。早急な対策が求められます。

自分の足のことがあるにも関わらず、カメラマンを心配して歩み寄ったボルト選手。心の広さ、素晴らしい人間性を世界中のファンが改めて実感したのではないでしょうか。