
出典:nasa.gov
NASAが冥王星に“青い空”と“水の氷”の存在を確認したことを発表して話題となっています!
無人探査機による画像。青い空と水の氷が見つかった!
Amazing! Blue Skies and Water Ice found on #Pluto. Enjoy! 🙂
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— NASA New Horizons (@NASANewHorizons) 2015, 10月 8
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7月、NASAの無人探査機「ニュー・ホライズンズ」が冥王星に歴史的最接近を果たしたことが話題となっていましたが、その「ニュー・ホライズンズ」の観測データより、「冥王星には青い空と水の氷が存在する」と8日にNASAが発表しました。
上記の画像は、ニュー・ホライズンズに搭載された「分光組成マッピング装置」と呼ばれる機器を用いて、冥王星表面のさまざまな部分にある水の氷の痕跡をマッピングしたもののようです。冥王星の地上に、水の氷が露出している小さな領域が多数存在していることが分かります。
また、冥王星には「すす」に似た「ソリン」と考えられる粒子があり、その粒子が太陽光を散乱させることで空が青く見えるとのこと。地球上の場合も同じ原理で、地球の場合は窒素の微粒子が太陽光を散乱させるため、空が青く見えるようです。
これほど詳細な観測結果が得られたのは初めてのこと
太陽から遠く離れたカイパー・ベルトに位置する冥王星について、これほどまでに詳細な観測結果が得られたのは初めてといい、米サウスウェスト研究所のニュー・ホライズンズ主任研究員、アラン・スターン氏は「カイパー・ベルトで青空だなんて、誰が予想できただろうか。これは素晴らしい」と話していたそうです。
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米サウスウェスト研究所の科学者チームのメンバーであるジェイソン・クック氏は、冥王星表面の広い範囲で、露出した水の氷はみられない理由について、「冥王星のほとんどが、揮発性の高い他の種類の氷で覆われているようにみえるからだ」と話しているそうです。
今後追求すべき課題は、「水が今ある場所にしか現れず、他の場所ではみられない理由」を解明することだといいます。
これまでは遠すぎて、謎のベールに包まれていた冥王星。今後も次々に明らかになるであろう新たなる発見に期待しています!
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