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経済的貧困や育児放棄等で十分な食事をとれない子供たちのために、九州でも「子ども食堂」が広がっています。
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東京都大田区の青果店が始めた取り組み
子ども食堂は2012年8月、東京都大田区の青果店が始めた取り組みで、今では徐々に全国に広がっています。気軽に立ち寄って、悩みを相談できる居場所づくりも兼ねているといいます。
国立社会保障・人口問題研究所の12年7月の調査によると、子どもを抱え、過去1年間に経済的な理由で食料が買えなかった経験のある世帯は、ひとり親世帯で32%、両親がそろう世帯でも16%に上るとされています。
九州に波及
福岡県久留米市の「くるめこども食堂」では、商店街のイベントスペースにおいて、毎月最終日曜日にカレーライスを提供しているそうです。子どもの負担は300円ですが、絵を描いたら100円引きとなり、おかわり自由。4皿平らげる母子家庭の子どもの姿も。福岡県の教育関係者によると、「給食頼りの小中学生で、夏休み明けにげっそりとやせてくる子もいる」とも話しています。
運営する河野さんは、子どもたちにあえて事情は聞かず、「自分が子どものころは近所のおっちゃん、おばちゃんが何も聞かずに世話を焼いてくれた。そんな大人が必要」と語っています。
河野さんは、東京都大田区で始まった子ども食堂の取り組みを知り、電気やガスも止められ、満足な食事にありつけなかった自分の少年時代を思い返したそうです。
同じようにおなかをすかせた子は今も大勢いる。見過ごせない。
支援者などから野菜の提供を受け、足りない分は自費で運営を続けているそうです。
「ご飯を与えれば解決」ではない。長い目で…。
若者の貧困や孤立問題に取り組んできた、福岡市の一般社団法人「ストリート・プロジェクト」も昨年4月から、JR博多駅前のマンションで15~25歳を対象に無料で食事を提供しているそうです。支援者が寄付した食料を利用したり、古本の売却益を活用したりしてまかなっているといいます。
坪井理事長は、「ここに来る子たちは虐待など重い課題を抱えているが、まずはおなかを満たしてほっとしてもらわないと本音も聞き出せない。『ご飯を与えれば解決』ではなく、長い目で多方面から支援していきたい」と語っているそうです。
(この件に対して寄せられていた声)
・難民支援より先にやることがたくさんあるってこと。
・お腹が満たされれば、心も満たされる。
・とても良い取組みだと感動する一方、これだけ需要があるという事実も悲しい。
・子供の一番の楽しみは食べる事だと思う。立派な取り組みです。感謝。
・思わず少し涙腺が緩んだ。素晴らしいことだと思います。いちばんいけないのはおなかがすいていることと、独りでいることだから。
・議員削減して出てきたり、消費税上げた分、こういうところに使ってくれたらな。
・うちも母子家庭でサッポロ一番みそラーメンが1日1個の時もあったよな。やっぱり子供の頃ってちゃんとした家庭の同級生が羨ましかったな。こう言った取り組みなら、大金は出せないができる範囲の寄付はしたいと思う。
・凄く良い事だとは思うが、「頑張ってください、応援してます」じゃ本当はいけないんだよね。難しいけど、利用者ゼロにする社会を作る責任が大人にはある。
・本当に給食だけが頼りの子たちっているのかと愕然とした。
・親は食べなくても、子供にだけはお腹いっぱいにしてあげたいという思いはあると思うけど、それすらもできない貧困層なのか…子供にだけはという思いのない親なのか…それによって支援の仕方が違ってくる。
・マイナンバーとかで余計なお金を使うんだったらこんなところに回した方が良いと思う。
・結局は親がしっかりしないといけないということだ。
・子供を救うことに異論はないが、ますます親が食事を与えなくなるのではないかと危惧してしまう。
・食べ物が豊富にあっても手に入れられない現実があるって、日本は一体どうなってるんだろうね?昔の貧しい時代は心まで貧しくはなかったように思えるけど、今の貧困は心と身体が比例してってるよね。何だか悲しいね。
この取組み対しては、さまざまな声が寄せられていました。皆さんはどう思われますか?
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