1年に1度しか見れない「しし座流星群」が今年もやってきた!夜空を彩る赤い流星が見られるかも!!

過去に、数千個の流れ星が夜空を彩ったこともある、流星群の中でも最大規模のしし座流星群が2020年は11月17日の夜~18日未明までの間に見ごろを迎えます!流星群の中の流星群!しし座流星群ってどんな流星群?

しし座流星群とは?

しし座流星群は、毎年11月ごろにしし座付近に見られる流星群で、年間通して様々な流星群がありますが、最も流星群が多くなりやすい流星群と言われています。過去の多い年には1時間で数千~数万もの流星が観測されて年もあるくらいです!

原理としては、テンペル・タットル彗星という彗星の通り道を毎年この時期に地球が通り抜ける為、この彗星の残した塵が流星群となって現れます。

火球の多い

出典:Youtube
また、特徴的なのが、稀に火球と呼ばれる赤く明るい流星を見ることができます。

これは2012年11月17日に岡山県赤磐市の竜天天文台公園で実際に撮影された火球です。赤く綺麗な線を夜空に描く火球が映っています。
このような火球が見られる可能性が高いこともしし座流星群の特徴です!

1時間に数万個の流星!?

しし座流星群は、1時間に数千個以上の流星が降るという大出現が数十年周期で発生しており、過去に7回観測されています。

1833年には北アメリカを中心に1時間に最大5万個もの流星が確認され、「この世の終わりだ」と泣き叫ぶ人やあまりの明るさに眠りから目を覚ます人もでたと言われています。

日本でも2001年に大出現が観測され、多くのメディアにも取り上げられたニュースについて記憶に残っている人もいるのではないでしょうか?

これには、しし座流星群の母天体であるテンペル・タットル彗星が関係しており、この彗星は33年周期で太陽を回っており、太陽の近くに来ている年のしし座流星群が大出現になる可能性が高いと言われています。因みに近年では1999年がこの周期の年に当たり、その前後でも大出現が見られています。2001年もこの影響で大出現が起こりました。

おすすめの時間と方角

しし座流星群を見るために、時間と方角をあらかじめ確認しておきましょう。

<時間帯>
2020年の予測極大時刻は17日の夜20時頃からピークを迎えます。
<方角>
しし座流星群は特に決まった方角はありません。どの方角でも見ることはできますが、東の空には、「木星」「火星」「金星」など他の惑星なども見られるためおすすめです。

2020年の予測は

大出現となると流星群の中でも群を抜いて多くの流星が観測可能なしし座流星群ですが、今年の予想ではあまりその傾向は良くなさそうです。見れても1時間に5個程度ではないかと予測されています。ただ、それでも流れ星を見るチャンスなので、ぜひ空を見上げてみてください。

また、流星群はそのピークの日だけ盛り上がる傾向にありますが、ピーク日だけでなくその前後数日間も流星群が見られる可能性は純分にあります。なのでここ数日は空に注目ですね!

観察するときの心構え

観測される方は以下のような事に注意してくださいね!
<寒さに備えよう>
11月も終盤に差し掛かるこの時期は夜の気温がガクッと下がります。防寒対策を万全にして体調を崩さないようにしましょう。

<明かりの位置に注意>
しし座流星群を見るときは、月の明かりにも背を向けて観察すればより綺麗に見えると思います。とはいえ、しし座流星群には月明かりを越える光量のものも多く、街の明かりが少ない方向さえ向けば、見える可能性は大いにあります。

<焦らずのんびりと>
観察には我慢も必要です。最初は見えなくても、暗闇に目が慣れてくると見える流れ星もあります。イスなどに座ってのんびりとした気持ちで観察することをおすすめします。

今年は比較的、月の光が少なく、流星群が見やすい環境ではあります。友人や恋人、家族などと1年に1度の時間を過ごしてみてはいかがですか?

普段見ることのできない赤い流星を見れば大きな願いを叶うかもしれませんよ。

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出典:Wikipedia

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