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殺処分寸前だったトイプードルが、人を救助する警察犬に合格して話題となっているのでご紹介します。
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今回、警察犬に合格したのはトイプードルのアンズちゃん(メス、2歳)。来年の茨城県警の嘱託警察犬に挑戦していたといいます。県警が小型犬を嘱託警察犬にするのは初めて。1年間、遺留品や行方不明者の捜索に加わることになるそうです。
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県警は今年の審査会から全犬種の参加を認めた
嘱託警察犬は、日本警察犬協会が警察犬に適すると指定した大型7犬種から選ばれていましたが、体の大きさにはとらわれず優秀な犬を選ぼうと、県警は今年の審査会から全犬種の参加を認めたといいます。
10月末の審査会に小型犬は3頭が出場し、アンズちゃんだけが合格したそうです。
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アンズちゃんは殺処分寸前だった
アンズちゃんは、生まれて間もない2013年年8月に飼育放棄され、殺処分されそうになっていましたが、県動物愛護推進員のスタッフが引き取ったそうです。
以下、この件に対して寄せられていた声です。
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アンズちゃんは、自宅で警察犬の訓練をする4頭のシェパードと仲良くなり、ともに訓練を重ねていったそうです。当然、大型犬に体力ではかないませんが、体高が低く歩幅が小さいため、シェパードが見落としがちなもの(小銭やコンタクトレンズ等)を見つけられる強みがあるといいます。
今回アンズちゃんを引き取った県動物愛護推進員は、「(アンズちゃんは)真っ先に訓練をしたがるほど仕事好き。警察犬に向いていると思う。物おじしない性格と小型犬の特徴をいかし、きっと活躍してくれる」と語っているそうです。
アンズちゃんの活躍には期待したいところですが、それと同時に思うのは、人間に飼育放棄された犬が、人間のために頑張るということ…。なんと人間は身勝手なのだろうと、こうした事を目にするたびに考えさせられます。