英語学習の留学先として人気を博すアメリカやイギリス。
また、近年は比較的安価で留学ができるアジア圏への留学も人気となっています。
では、英語を学習するために海外へ留学する人は、どのような基準で留学先を選んでいるのでしょうか。
ここでは、フィリピン留学APA (https://phl-ryugaku-apa.com/)が行った、10代から30代の男女の英語留学に関するアンケート調査結果を見ていきましょう。
目次
人気の留学先・留学期間
まず、人気の留学先や留学期間についての調査結果を見ていきましょう。
あなたが留学した国はどこですか?
まず、調査対象となった英語留学経験者の方がどの国に留学していたのか、回答してもらいました。
最も多かった国は、「英語といえば」と言っても過言ではないアメリカ合衆国。
331名中104名と、約3人に1人はアメリカへ留学していた経験がありました。
次いで、オーストラリア、イギリス、カナダ、と、いわゆる「英語圏」への留学が大半を占めていました。
総数で274名、全体の82.78%が上記4カ国への留学です。
アジア圏での英語留学先として多いのは・・・
英語留学先として、アジア圏で最も選ばれていたのはフィリピン。
14名の方が英語留学先として選んでいたことが分かりました。
シンガポールやマレーシア、インドなども数名ずつ留学経験者がおり、「その他」の中にはフィジー、アイルランド、パプアニューギニアなど、少数派でしたが英語を話す国が挙げられていました。
留学先を選んだポイント
次に留学先を選んだポイントを見ていきましょう。
なぜその国を留学先に選んだのか
では、それぞれの留学先を選んだのか、その理由について見ていきましょう。
留学先を選んだ理由として、最も多かったのは「国が好きだった」で全体の約4割近くとなりました。
次いで「学校や会社が提携していた」という理由が多く、外的な理由で留学先を選択した人も少なくないことが分かりました。
国別(アメリカ・イギリス)
国別に集計結果を見てみると、非常におもしろい違いがありました。
まず、留学先として多かったアメリカ・オーストラリア・イギリス・カナダの4カ国についてですが、これらの国へ留学した人の回答は大体同じ傾向が見て取れたのです。
代表してアメリカとイギリスの結果を見ていきましょう。
これら2つの国へ留学した人は、「国が好きだから」と「学校や会社が提携していた」が目立って多い理由となっていることが分かります。
国別(フィリピン)
対して、アジア圏で最も留学した人が多かったフィリピンの場合は、趣の異なる回答が寄せられました。
なんと、「国が好きだった」を選択した人は0人という結果に。
代わりに目立っていたのが「お金」に関する理由です。
複数回答可のアンケートでしたが、「学費が安かった」と回答した人が8割近く、「生活費が安かった」と回答した人も半数以上となったのです。
フィリピンが、コスパ重視し費用を抑えた留学を希望する人に人気の留学先ということが見えてきます。
留学してよかった点・困ったこと
最後に留学してよかった点・困ったことについて見ていきましょう。
留学してよかったこと
自分が選んだ国に留学して良かったのかを調査した結果、93.96%の人が「はい(良かった)」と回答が寄せられました。
「留学」という体験が、経験者にとって非常に価値の高いものとなったことが伺えます。
具体的にどういったところが良かったのか、詳しく調査してみました。
最も多くの票を集めたのは「世界が広がった」で、国別に見ても全ての国で1番か2番に多く選ばれていました。
日本から飛び出し、異国の地で暮らしながら英語を学ぶことで、世界が広がるという経験は留学ならではの魅力なのかもしれません。
「良かったこと」として集まった回答数を集計すると、総数で825にも上ります。
アンケート対象者が331人ですので、複数の選択肢を選んだ方が多かったことが見て取れます。
それだけ留学という経験が良い思い出となっているのでしょう。
留学して困ったこと・悪かったこと
慣れない国で暮らし母語ではない言葉を学んだ際、困ったことや悪かったことは無かったのかのアンケート結果も見ていきましょう。
「特になし」という回答が2割以上を占めており、留学中に困ったことや悪かったと感じたことが無かった人が少なくないことが分かりました。
「良かった」と思える経験だけが得られたのであれば、それは非常に望ましい留学生活となったことでしょう。
しかし、8割近くの方は何かしらの「困った」「悪かった」ことを経験したようです。
内訳としてはバラつきがありましたが、その中でも最も多かったのが「想定よりお金がかかった」というものでした。
国別の困ったこと・悪かったこと
「お金」関係の困りごとが目立っていましたが、アメリカ・オーストラリア・イギリス・カナダの4カ国とフィリピンで違いはあったのでしょうか。
アメリカ・オーストラリア・イギリス・カナダは、似たような内訳となっていたため、ここでは代表してアメリカとイギリスの集計結果から見ていきましょう。
アメリカもイギリスも、「想定よりお金がかかった」と答えた方が全体の3分の1ほどを占めていました。
ちなみに、オーストラリア留学経験者の方の25.81%、カナダ留学経験者の方の29.17%が「想定よりお金がかかった」と回答しました。
いずれも、「困ったこと・悪かったこと」の中で最も多い票を集めていました。
留学先を選んだ理由として「お金」関係が上がっていたフィリピンに関しては、「想定よりお金がかかった」と回答した人は0人でした。
「安いと思っていたのに実際は高かった」ということもなく、実際にかなり安い費用で留学ができるということが調査の結果から見えてきます。
フィリピンの「困りごと」として最も多かったのは「生活が大変だった」。
慣れない土地で生活に苦戦された様子が想像できますが、これも留学ならではの経験なのかもしれません。
調査概要
調査概要:英語留学に関する調査
調査期間:2023年12月19日~12月20日
調査方法:インターネット調査
調査対象:英語留学の経験がある10~30代男女
調査人数:331名
モニター提供元:日本ビジネスリサーチ
まとめ
今回のアンケート調査では、英語留学として多く選ばれていたのは、アメリカとイギリス、それにオーストラリアにカナダでした。
学校や会社と留学先が提携しているケースも多く、選ぶ人が多かったようです。
素晴らしい経験を積んできた方が多かった一方で、3分の1ほどの方は「想定よりもお金がかかってしまった」と回答されています。
留学そのものが「お金がかかる」イメージがあるだけに、想定以上の出費は避けたいものです。
費用を抑えた留学を実現する留学先として注目したいのがフィリピンでした。
フィリピンは、学費も生活費も安く、想定外の出費の心配もなく留学できるということが調査の結果から見えてきました。