アンケートから見る『ドッグフードの選び方』。ポイントとなるのは「価格・仕様」「原材料」そしてなにより・・【2023年アンケート調査】

今回ご紹介するのは、INUNAVI(いぬなび)を運営する株式会社PLAN-Bが、全国の犬の飼い主さん453人を対象に実施したドッグフードに関するアンケート調査の結果。
愛犬の食事となるドッグフードを、どのような観点から選んでいるのかを見ていきましょう。

ドッグフードを選ぶときに最も重要視しているポイント

 

まずは、ドッグフードを選ぶ際に最も重視しているポイントやその理由について見ていきましょう。

最重要視されているポイントは「愛犬の食いつき」

リリース:株式会社PLAN-B

 

ドッグフードを選ぶ時に重要視しているポイントのTOPとしては、23.4%の回答が寄せられた「食いつき」、16.1%の票が入った「原材料」、そして11.0%集まった「価格」「仕様(対応年齢や対応犬種など)」となります。
他にも、10.6%の「添加物」7.3%の「獣医師など専門家推奨」7.1%の「成分」などがあげられました。

数多くあるドッグフードの種類の中から、1つを選ぶことはとても大変なことですが、実際に愛犬が食事をした際に食いつきがいいか、という点を一番気にしている飼い主さんが多いようです。

「食いつき」を最も重要視しているというコメント

「食いつき」を最重要ポイントとしていると回答された飼い主さんのコメントを一部ご紹介します。

・「やはりしっかりと食べてくれることが一番のポイントだと思います。味や成分なども大事ですが、毎日しっかりと食べてくれるドッグフードに魅力を感じます」(男性 / 40代 / トイプードル:14歳)
・「少しでも長生きしてほしいと思って、国産安全をうたう高級フードを与えたこともありましたが、好みではなかったようであまり食べませんでした。結果痩せてしまいました。食いつきの良さは健康のためにも大切」(女性 / 30代 / 柴犬:3歳)
・「一番はわんちゃんが美味しく食べてくれることです」(女性 / 30代 / ミニチュアダックス:5歳)
・「最初は成分や金額等を気にしていたけど、飽きたら食べなくなる性格なのでまったく食べないのはこっちとしても心配になるので成分も気になるけど食べることを優先してしまう」(女性 / 30代 / ヨークシャーテリア:3歳)
・「色んなドッグフードが有りますが、そもそも食べてくれる、食べてくれないと言うポイントが1番重要だと感じたからです。無添加だとか良い成分が入ってるとうたっていても食べてもらえなかったら、そもそもの意味がないと思ったからです」(男性 / 20代 / ミックス:6歳)
・「犬にとって一番幸せなのは食べている時だと思うし、喰い付きが良いということはそれだけ美味しい言うことだと思うからです」(女性 / 40代 / 柴犬:14歳)
・「とにかく食べむらがひどいので。でも薬局などで安く売っているフードは内容が不安です」(女性 / 50代 / トイプードル:1歳)
・「ドッグフードをあまり食べてくれないので、食いつきが良ければ続けて購入したいから」(女性 / 30歳 / マルチーズ:8歳)

「食いつき」を最も重要視した飼い主では、「食べてもらえなければ意味がない」「美味しく食べてくれるのが一番」といったコメントが見られます。
原材料なども気になるけれど、しっかり食べてくれるかどうかが大事と感じているようです。

食いつきを重視する理由はここにあった?

リリース:株式会社PLAN-B

 

現在ドライフードを食べている犬で「トッピング無しでも食べる」という回答は58.9%で、たしかに最多の結果になりました。
しかし、「たまにトッピングが必要」22.1%「毎回トッピングが必要」17.4%という回答も併せて39.5%となることから、トッピングが必要であることがわかります。

また、「ドライフードをあげていない」1.5%では、ドライフードを食べないから与えていない飼い主も中にはいることが推測されます。
これらの点を考慮すると、ドッグフードを選ぶときに食いつきを最も重要視するという飼い主が多いのもうなずける結果なのかもしれません。

ドッグフードの継続期間と与える量

 

愛犬に与えるドッグフードは、一度決めたらなかなか変えない飼い主さんが多いのでしょうか。
それとも、気分転換もかねてコンスタントに変えるという人が多いのでしょうか。

ここからは、ドッグフードの継続期間と食事を与える量に関しての集計データを見ていきましょう。

現在与えているドッグフードの継続期間

リリース:株式会社PLAN-B

 

現在与えているドッグフードの継続期間で最も多かったのは「1年以上2年未満」98人、全体の22%となります。
犬の年齢や病気によって療法食にしなければいけないなど、一概に継続期間だけで判断することはできませんが、長期間継続できているパターンはそれほど多くないようです。

ドッグフードを与える量の調整の仕方

リリース:株式会社PLAN-B

 

ドッグフードの量に関して最も多い回答は、「一度パッケージなどに記載されている量を計り、その後は目分量」で37.8%となりました。
全く逆の回答となる「とくに気にしていない、適当」「パッケージなどに記載されている量を毎回計る」には同数集まり、19.2%となっています。

全体の回答結果からは、多くの飼い主がパッケージをあてにしている、もしくは適当に与えていることがうかがえます。

ドッグフードのパッケージに記載されているのは、標準体型の犬を基準としたおおまかな目安です。
そのため、避妊・去勢手術の有無やライフスタイル、ライフステージなどは考慮されていません。
ですから、犬によって多すぎる・少なすぎるといった問題が出てきます。

前述のドッグフードの選び方で「食いつき」が重要視されている傾向にあるという結果が出ましたが、もしかしたら1回当たりの食事量が多すぎて食べない、少なすぎて食べているという可能性もゼロではありません。
その犬に合った適切な量を与えることが大切なので、ドッグフードの選び方・与える量に関してはその点も考慮が必要となってくるかもしれません。

ドッグフードの購入をためらうポイント

 

ドッグフードを購入する際、逆にためらうポイントとなるのは、どのような点なのでしょうか。
また、店頭などで販売店員に勧められた場合、そのドッグフードを選ぶのか、という質問への回答結果も見ていきましょう。

検討中に購入をためらう要素となるのは「価格」

リリース:株式会社PLAN-B

 

ドッグフードの検討中にためらうポイントで最も多かったのは、「価格」で283人でした。
これは全体の62.5%にあたることから、多くの飼い主がコストの度外視はできないと考えていることがうかがえます。

販売店員にすすめられたドッグフードを買ったことはある?

リリース:株式会社PLAN-B

 

販売店員にすすめられたドッグフードは「買ったことはない」が最も多い回答となり、45.3%となりました。
逆に言えば、一度でも買ったことがある飼い主は半数以上の54.7%、試してみようと思う傾向にあるようです。

さまざまなドッグフードが販売されており、どれを選んだらいいかわからないからということも推測できます。

調査概要

アンケート内容:ドッグフードに関するアンケート
調査方法:インターネット調査
対象:全国の犬の飼い主さん453人(女性317人 / 男性136人)
アンケート実施期間:2023年11月8日~11月20日

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