※本記事はFUNDO編集部へ寄せられた体験談を元に作成しています。
実際の個人情報の特定を避けるため、一部フィクションおよび編集を加えております。
本記事は、キャラ変?どうした??驚愕のママ友トラブルを描いた、実話ベースの体験談です。
投稿者は、地方在住の30代女性・Cさん。
今回は私の身近で起こった、ちょっとゾッとするようなママ友エピソードをご紹介します。
主役は、いつもキラキラしたブランドアイテムを身につけ、「うちはパパが社長だから♡」と話す“お金持ちアピけれどその裏には、誰も想像していなかったある“嘘”が隠されていたんです…。
★1話完結のセレブ(風)妻の衝撃の物語です★
目次
ランチ会の女王、現る
A子さん(仮名)と初めて出会ったのは、保育園の懇談会でした。
ひと目でわかる高級ブランドのバッグ、完璧にセットされた巻き髪、そして「この後、表参道でランチなの♡」というセリフまるで雑誌のモデルさんのような佇まいに、周りのママたちも少し距離を置いていました。
でもA子さんはいつもにこやかで、どこか人懐っこい。
気づけばランチ会の幹事を買って出て、「ここ、よく芸能人も来るのよ〜♡」とお店選びにも抜かりなし。
支払いも「うちは気にしないから!」と太っ腹。
「すごいママ友がいるなぁ…」と、私はただただ感心していました。
でもちょっと、変かも?
そんな“セレブ生活”を満喫しているように見えたA子さんですが、ある日、ふとした疑問が。
高級外車に乗っているけど車はカーシェアのマーク付き「たまたまかな?」と思ったけれど、それが何度も続くと、さすがに気になります。
さらに、毎回違うブランドバッグを持ってくる彼女。
でもそれが、私がフリマアプリで見かけた激安出品と同じ型だったりして…。
「あれ?もしかして…見栄張ってる?」そう思い始めたのは、私だけではありませんでした。
決定的な崩壊の日
決定打となったのは、保育園の卒園パーティーのとき。
A子さんが「うちのパパの会社がスポンサーするから、ホテルでやらない?」と提案し、なんと高級ホテルのパーティールームを予約。
「お弁当も有名シェフにお願いするわ♡」とまで言っていました。
ところが当日、会場に現れたのはA子さん一人だけ。しかも顔面蒼白で…。
「ごめんなさい…パパの会社、破産したの…ホテル代も払えなくて…」と震えながら涙をこぼしました結局、会場は直前キャンセル。
保護者たちで急遽近くのファミレスに集まり、子どもたちに事情を説明するというバタバタの卒園式に。
本当の彼女を知った瞬間
後日、A子さんは私にだけ本音を打ち明けてくれました。
「本当はずっと苦しかったの。ママ友付き合いって、派手じゃないと相手にされないと思ってた。
…でも、全部ウソで築いた関係なんて続くはずないよね」
私は正直、驚きと同時に少しホッとしたんです。
だって、その瞬間のA子さんは、今までよりもずっと自然で、素直で、親しみやすかったから。
背伸びしない生き方が、いちばんラク
A子さんのように、“お金持ちキャラ”を演じてしまうママは、決して珍しくありません。
周囲の目を気にして、理想のママ像を追いかけすぎて、どんどん自分を追い詰めてしまう。
でも結局、無理を重ねた先に待っているのは“破綻”です。
誰かと比べるより、「今の自分を好きでいること」。
高級レストランより、子どもと食べる手作りおにぎりのほうが、ずっと温かくて幸せだってことを、私たちは知っているはずです。
まとめ:人の“本音”は予想できない
★ 見栄で築いた関係は、いつか必ず崩れる
★ 他人と比べるより、「今の自分」を大切にするべき
★ 背伸びせず自然体でいることが、人との信頼を生む鍵
見た目や言動だけでは、その人の本当の気持ちはわからないものです。
“セレブ風”な振る舞いの裏に、孤独や不安を隠していることもあります。
A子さんのように、背伸びして築いた関係はいつか崩れてしまうけれど、
素直な自分でいられるとき、人とのつながりはぐっと近くなるのかもしれません。
大切なのは「どう見られるか」より、「どう在りたいか」。
自分らしくいられる場所こそ、いちばん心が満たされる場所なのだと、
この出来事を通して改めて気づかされました。