※本記事の内容は、各社の公式資料・デザイナー本人の発言・報道資料などをもとに構成していますが、
一部には諸説・解釈が存在するデザイン要素も含まれます。
また、記事内で使用しているロゴ画像は実際の商標ロゴではなく、参考イメージとして独自に制作したものです。
各ブランドの商標権は、それぞれの企業に帰属します。
普段何気なく目にしている企業ロゴ。
でもその中には、見る人の心理に影響を与える隠されたメッセージがあることをご存じですか?
今回は、世界的ブランド5社のロゴに込められた本当の意味と、
一部で囁かれる都市伝説的な解釈をあわせて紹介します。
目次
Amazon|AからZまで何でも揃うスマイル
Amazonのロゴに描かれたオレンジの矢印。
これは AからZまで全ての商品が揃う という意味が込められています。
さらに、矢印の形がスマイルにも見えるのは偶然ではありません。
買い物が楽しくなるというブランドメッセージを笑顔で表現しているみたいです。
まさにこのロゴはシンプルだけど一目でわかるデザインの代表例です。
FedEx|見えない矢印が語るスピードと正確さ
FedExのロゴをよく見ると、
「E」と「x」の間に白抜きの矢印が隠されています。
これは、スピード感と正確性を象徴する仕掛け。
デザイナーの Lindon Leader 氏は「矢印は無意識に前進をイメージさせる」と語っています。
見れば見るほど計算されたデザインです。
Mercedes-Benz|三つ星が示す陸・海・空の制覇
長年にわたって高級車ブランドの象徴とされてきたメルセデス・ベンツのロゴ。
その三つ星マークには、陸・海・空のすべての分野で活躍するという意味が込められているらしいです。
このコンセプトは、創業者ゴットリープ・ダイムラーが1910年代に自ら語ったもの。
当時のダイムラー社は、自動車だけでなく航空機や船舶のエンジン製造にも携わっており、
三方向に伸びる星は、それぞれ「陸・海・空」を象徴しているのとのこと。
その後、このマークはどんな環境でも最高の性能を発揮するブランドという哲学を体現するシンボルに。
現在も変わらず、技術と信頼の象徴として輝き続けています。
Google|Lだけ緑に込めた自由のメッセージ
Googleのロゴは、一見シンプルなカラーデザイン。
しかし、よく見ると「L」だけが緑色。
実はこれ、デザイナーの Ruth Kedar 氏がルールに縛られない自由さを表現したもの。
青・赤・黄という基本色の中で、あえて1色だけ外すことでGoogleらしい遊び心を演出しています。
ロゴにまで“個性”を感じさせる仕掛けです。
Nike|女神の翼が描くスピードと勝利
Nikeの「スウッシュ」マークは、ギリシャ神話の勝利の女神・ニケの翼をモチーフにしています。
デザイナーの Carolyn Davidson 氏が、
スピードと躍動感を1本のラインで表したいと語ったことが由来だそう。
流れるようなカーブには、勝利へ向かう風のイメージも込められています。
シンプルなのに強烈な印象を残す、世界でも屈指の名ロゴです。
まとめ
★ 有名企業のロゴには、創業者やデザイナーの想いが隠されています
★ 一見シンプルな形や色にも、ブランド理念や哲学も込められているかも
★ 意味を知ることで、普段何気なく見ているロゴの見え方が変わるはず
ロゴは、ただのマークではなく企業の顔であり無言のメッセージ。
そこに込められたストーリーを知ることで、世界はもっと面白く感じられるはずです。
ぜひ次にロゴを見かけたときは、その“裏にある想い”を思い出してみてください。