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明治時代の洋風建築物が売却され、タワーマンションへ…。このニュースに対するとあるツイートが多くの反響を呼ぶなど話題となっているのでご紹介します。
そのツイートがこちら。
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この建築物は、明治時代に建てられた神戸で最初期の近代洋風建築「ファミリアホール」(旧三菱銀行神戸支店)。旧三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)が支店として利用し閉鎖した後、子ども服メーカー・ファミリア(神戸市中央区)が77(昭和52年)に取得していました。
そのファミリアホールは4月11日、土地を含めて売却されたことが分かりました。売却先は大手不動産会社。タワーマンションの建設を計画し、石造りの外観など一部を復元、保存する方向で検討されているといいます。
神戸市の景観形成重要建築物に指定されている
同ホールは神戸市の景観形成重要建築物に指定されています。ルネサンス様式の石造り3階建て(延べ床約2400平方メートル)で、※曽禰(そね)達蔵さんが設計したそうです。同氏設計では、現存する最古の建物だといいます。
※曽禰達蔵:辰野金吾と並ぶ明治の建築界の重鎮。東京・丸の内のビル街の礎を築いた建築家。
当時の銀行建築らしく、威厳と重厚感を感じさせる建物です。
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神戸に現存する大規模な洋風建造物としては最古の建物。その売却に対しては、さまざまな声が寄せられていました。
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一方で、以下のような意見も多数散見されました。
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神戸の明治-昭和初期の近代洋風建築は、戦災や阪神・淡路大震災で激減したといいます。時代時代の象徴的な建築物が少なくなっていくことは寂しいですが、諸々の現実的な問題も確かにあります。こうした問題には、さまざまな意見がありそうですね。