
観光客らが撮影のために引き上げたサメが死亡するという悲劇があり、世界中から非難の声が挙がっています。
海洋保護活動家のGary Stokesさんが、当時の様子をFacebookに投稿しました。
観光客らによって、浜に引き上げられるサメ。
出典:www.youtube.com
事件があったのはドミニカ共和国のリゾート地であるプンタ・カナ。サメを見つけた観光客が、サメを捕まえるために一斉に集まり、浜に引き上げようとします。その一部始終をとらえた動画がこちらです。
<動画はこちら>
出典:YouTube
ちなみに、このビーチでは釣りが禁止されているといいます。それにも関わらず、観光客はサメを捕まえました。サメを浜に引き上げた後に大勢でサメを押さえ込み、身動きできなくさせ、記念写真を撮るという…。
さらに問題となっているのが、このビーチ付近にあるホテルに所属しているライフセイバー(写真では赤いTシャツを着用)が、サメの捕獲に協力していたということです。ホテル側も「動物保護の基準に反している」とし、この事を重く受け止め、ライフセイバーのスタッフたちを処分する方向だといいます。
この件に対して、「サメの命をなんだと思っているのか」「人間は本当に酷い。自分も反省しなければならないことはあるが、こいつらは悪魔のようだ」「ライフセイバーは注意すべき立場。観光客らと一緒にサメの命をもてあそんだ」「イルカでもこういう事件あったよな。陸に上げて、こうなる事は予測できるだろうに。なんて酷い…」など、多くの避難の声が寄せられていました。
サメと一緒に写真におさまりたいという観光客らの勝手な欲望により、サメは命をおとしました。人間の欲望が命を奪うことにつながることを、よく考えなければなりません。
出典:www.facebook.com / www.youtube.com