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北極海などに生息するサメ「グリーンランド・シャーク(ニシオンデンザメ)」が400年ほど生きることが明らかになり、脊椎動物では最も長寿だということをコペンハーゲン大学の研究チームが発表しました。
そして、2016年8月12日付の科学誌「サイエンス」にその論文が掲載され話題になっています。
目次
約400歳のサメの姿
グリーンランド・シャークは体長が5メートル以上になる大型のサメで、1年に約1センチと非常に遅く成長するのだそうです。
そして通常、魚類の年齢を測定するには、骨に残る年輪のような線(耳石)を調べるのですが、サメは軟骨しかもたないため従来の方法では寿命を分析できなかったそうです。そこで研究チームは、サメの目の水晶体に含まれる放射性炭素の量から誕生年代を測定する方法で寿命を推測したのだそうです。
調査の結果、体長5.02メートルのものは392歳と推定されました。そのグリーンランド・シャークの姿をご覧ください。
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約400年も生きているとは、人生の大先輩ですね!
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大きいー!!
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約400年の貫禄がありますね。
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口も大きいですね~。
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これは研究チームの論文が掲載された、8月12日付の科学誌「サイエンス」の表紙です。ちなみに、グリーンランド・シャークの平均寿命は少なくとも272歳だということも分かったそうです。まさに長寿動物ですね!
また、約400歳のサメが実際に泳いでいる姿も残されているのでその動画もぜひご覧ください。
<動画はこちら>
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ゆっくりと動いている姿が、"生きる歴史"といっても過言ではないような気がします!
約400年前の日本そして世界の出来事
現在体長5.02メートルのグリーンランド・シャークが産まれた400年前の1616年、日本そして世界では何が起こっていたのか気になったので調べてみました。
<日本>
1616年の日本は、江戸時代初期。なんと徳川家康が亡くなった年でした。
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また、欧船の来航を長崎県の平戸に制限した年でもありました。
<世界>
そして世界では、「ハムレット」や「ロミオとジュリエット」で有名なシェイクスピアが亡くなった年だそうです。
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今から400年前の1616年は大きな出来事が起こったというより、とても有名な人物が亡くなった年だったということが分かりました。なんだかちょっぴり切なくなりますね…。
いかがでしたか。今回は、約400歳というグリーンランド・シャークをご紹介しましたが、今後もコペンハーゲン大学の研究チームの調査に期待をしていきたいですね!
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