
出典:YouTube
近年様々な分野で広がりを見せる”360°VR”、医療転用も発展しつつありますが、ポーランドのVRプロデューサーの”Piotr Loj”さんが取り組んでいる、患者向けVR技術の医療転用技術が素晴らしいんす。
新たな取り組み
360°VRプロデューサーの”Piotr Loj”さんは、VR技術を用いて病院のベットから起きることの出来ない子供たちに様々な経験をさせてあげられるようにと、患者さん向けのVRを作っていました。
▼360°VRプロデューサーの”Piotr Loj”さん
出典:YouTube
ベットから動くことの出来ない子供たちも、VRを使えば空を飛ぶことも、走り回ることもできます!これにより、治療のストレスの軽減を図ることが出来ます!
しかし、”Piotr Loj”さんは更に考えを発展させ、身体の麻痺のリハビリの助けに使えないかと考えました。
方法としては、患者の周りの風景を360°撮影し、その映像を、患者さん視点の映像に編集します。
▼患者さんの周りを撮影
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更に、指などの自分ではまだ動かせない部分を動かしている映像を撮影
▼指を動かしてあげているところを撮影
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編集で、患者さん本人以外の映像は消してしまいます。
すると、完成した映像には患者さんしかいない映像が出来上がります。
出典:YouTube
その映像では、患者さんの指が動いており、患者さんは自分で動かせたと勘違いできるようになっており、これによって脳を騙して、リハビリ効果を高めるというものです。
まだ、試験的な段階ですが、この患者さんは、「リアルに感じた」と感想を述べています。
このような技術がどんどん進化し広がるといいですよね!
動画はこちら
今回のプロジェクトの発案者の”Piotr Loj”さんは、現在このプロジェクトを発展させるため、クラウドファンディングを用いて資金を集めています。興味のある方はぜひ、クラウドファンディングのページもご覧ください!
クラウドファンディングのページはこちら
プロジェクトはスタートしたばかりで、まだ多額の資金は集まっていませんが、このプロジェクトが注目を浴び、よりこの分野の技術が発展するといいですね!