
※本記事はFUNDO編集部へ寄せられた体験談を元に作成しています。
実際の個人情報の特定を避けるため、一部フィクションおよび編集を加えております。
本記事は、「わが家の植物を勝手に摘む」大切に育てた植物が一瞬でなくなる…驚愕のご近所のトラブルを描いた、実話ベースの体験談です。
投稿者は、都市在住の20代女性・Fさん。
今回は、“ 悪気もなくわが家のガーデニングを破壊する ”ご近所さんから、私がとったちょっとだけ強気な対処法についてお話しします。
今まさに「植物が可哀想だな……」と悩んいる方に、少しでもヒントになれば嬉しいです。
どうぞ最後までご覧ください。
★1話完結で描かれる、植物をかってに摘む隣人さんに悩む衝撃な物語です★
目次
「お庭、素敵ですね〜♡」の裏に潜んでいた違和感
新築の戸建てに引っ越して3年。
小さな庭ですが、ハーブや季節の草花を少しずつ育てているのが、私のひそかな癒しでした。
そんなある日、向かいの家に住むご近所さん・Tさんが初めて声をかけてきました。
「お庭、素敵ですね〜♡手入れが行き届いてて憧れちゃう!」
優しい言葉に嬉しくなって、私はついガーデニングの話をペラペラと…。
でも、まさかそのやりとりが“事件”のはじまりになるとは、このときは思いもしませんでした。
え? いま、摘んだよね? 信じられない光景
ある午後、リビングの窓からふと外を見たときのこと。
「……ん?あれ、Tさん?」
なんとTさんが、うちの庭のローズマリーを手に摘んでいたのです。
もちろんインターホンも鳴っていないし、何の声かけもなし。
一瞬、目を疑いましたが、彼女は摘んだハーブを手にニコニコしながら帰っていきました。
冗談かと思ったら…繰り返される“収穫”
翌週も、さらにその翌週も――
Tさんは庭の前で立ち止まり、タイムやバジル、ミントなどを勝手に摘んでいくように。
明らかに「つい手が伸びた」ではない量。
そして笑顔でひと言、
「うちの冷製パスタに合うのよ〜♡助かる〜」
完全に“うちの庭=スーパー感覚”で利用されているのが伝わってきました。
モヤモヤから怒りへ。そして決意
最初は「ご近所トラブルにしたくない」という思いで見過ごしていましたが、
さすがに度重なる無断“収穫”には怒りが込み上げてきました。
こちらが大事に育てた植物を、
「ちょっとぐらいいいでしょ?」という態度で持っていくことが、どれほど失礼か。
私はある“ひと工夫”で、Tさんにハッキリと線を引くことにしました。
撃退方法は“直接対決”ではなく、“仕掛け”で
まずやったのは、小さな立て札の設置です。
かわいらしい木製プレートに、こう書きました(※もちろんやんわりとした言い回しで):
「この植物たちは、家族の食卓と心の癒しのために育てています。
お手を触れないよう、どうかご協力お願いします」
さらに、庭の一角にはセンサー付きライトを設置。
昼間でも人の動きに反応して“カチッ”と光が点く仕組みです。 その日、Tさんが見せた“バツの悪そうな顔”
数日後、例の時間帯。
またもやTさんが庭先に現れ、手を伸ばしかけた瞬間――
「カチッ(センサーライト点灯)」
そして、目の前にあるプレートの文字に気づいたのか、Tさんはピタッと動きを止め、
ハッとした表情でそのまま帰っていきました。
それ以来、庭から植物が“消える”ことはなくなった
あれからTさんは、庭先では立ち止まらなくなり、近所づきあいも必要最低限に。
もちろん、もうハーブが減ることはありません。
直接対決は避けたけれど、“やんわりでも明確な意思表示”と“物理的対策”で、きちんと線を引けたと感じています。
終わりに:「少しぐらい」が許されるラインは、人によって違う
★「ご近所だから」「仲良しだから」といって、許可なく持っていくのは泥棒と同じ
★“ やんわりとした対策 ”でも、自分の気持ちはちゃんと伝えられる
★大切なのは、「嫌われないこと」より「自分を大切にすること」
庭は私の小さな幸せの空間。
その空間を勝手に踏みにじられるのは、植物だけでなく、自分自身を軽んじられることでもありました。
これからも、心地よい距離感で過ごしていくために。
“ 主張すること=トラブル ”ではないということを、今回の出来事で改めて学びました。