
おうち時間が長くなるいま、「もっと部屋を広く見せられたら」「雑然とした印象をさっぱり整えたい」と感じる人は少なくありません。
じつは、家具の配置を少し変えるだけで、“体感的な広さ”は見違えるほど変わります。実際の広さはそのままでも“体感の広さ”は「家具の配置を少し変えるだけで、“体感的な広さ”は見違えるほど変わります。zグッとアップします。
リビングでもワンルームでも、置き家具をほんの少し動かすだけで──体感の広さはグンと伸びます。
ポイントはたった一つ、“壁を一面まるっと見せる” だけ。「あと30㎝広い!」を叶える“魔法の一直線ルール”をみていきましょう。
目次
部屋を広くみせる絶対ルール!テレビやソファを『壁に寄せる』」

部屋を広く見せたいなら、まず“大物家具は壁へ”を合言葉に動かしてみよう。ベッド、ソファ、テレビボード、チェストといった床面積を奪うアイテムを壁際にぴたりと寄せ、センターに大きな余白を確保しましょう。
こうすることで動線がストレートになり、歩きやすさも掃除のしやすさも段違い。さらに中央のフリースペースにローテーブルやラグ、低めの観葉植物など“高さを抑えたアクセント”を置けば、広さを保ちつつおしゃれ度がアップします。
ポイントは家具同士を“壁と平行な一直線”でそろえて視覚ノイズを消すこと。たった数十分の模様替えで「片付け上手」も「部屋広いね」も同時に手に入る、万能レイアウト術です!
まずはソファを30cm動かすところからトライして、変化をすぐ実感してみましょう。
ただし、こんなNGパターンも

中心をたっぷりあけるために、すべての家具を壁側に寄せすぎるのもNGです。ただし、どの家具も壁際に並べすぎると、“壁一面が圧迫される”状態になり逆効果です。
たとえば、テレビ右側の壁がまるごと化粧台で埋まっているような家は、逆に狭く感じることもあります。
重要なのは「先に動線を作る」「広く見せたい空間を決める」ことなので、ただ勝手に配置しては逆効果になります。
【さらに広く見せるには】低い家具で“広く見せる”裏ワザ

部屋を広く見せるうえで、意外と効果があるのが「家具の高さをそろえる」ことです。特に、背の高い収納棚や本棚などを置いてしまうと、視線が縦に遮られてしまい、空間が狭く感じられてしまいます。
その点、ローテーブルやローソファ、低めのテレビボードなどで統一することで、視界が抜け、天井までの高さをしっかり感じられるようになります。これは「抜け感」を意識した配置とも言われ、プロのインテリアコーディネーターもよく取り入れているテクニックです。
また、低い家具は圧迫感がないぶん、インテリアの雰囲気も柔らかくなり、落ち着いた印象を与えてくれます。「なんとなく散らかって見える」「物が多い気がする」と感じていた部屋も、家具の高さを揃えるだけでスッキリ見えることがありますよ。
「広く見せたい」と思ったら、まずは大きな家具から見直してみるのがおすすめです。
“明るい色・細いフレーム”が広さの鍵?逆効果になることも

たとえば、明るめのベージュやアイボリーなどの柔らかい色味を選ぶことで、壁との境界線がぼやけ、空間に圧迫感を与えません。さらに、カーテンや家具に“細めの枠”を取り入れると、視界が抜けてスッキリとした印象に。
また、透け感のあるガラステーブルや、メタルフレームのチェアなども効果的。空間に抜け感をつくりつつ、どこか温かみのある雰囲気も演出できます。
「狭いから仕方ない」とあきらめる前に、カラーとラインの工夫で空間に魔法をかけてみましょう!
さらに効果を発揮したいならミラーを利用する

最後に、空間を広く見せるもののなかで、さりげなく敏感に効いてくれるのが「鏡」です。
とくに開放部分の側まどやベランダよりの部屋の側面に置くと、外光や景色を反射して「広がり」を感じさせてくれます。
ただし、鏡の位置が違うと視線の落ち着きがなくなり、逆に“散らかった印象”になることも。
部屋を広く見せたい人は絶対やってみて!
部屋を広く見せたいなら、なんといっても「大物を壁に寄せる」という配置ルールが基本です。
それに加え、カラーの選び方や家具の細かい配置の技で、あなたの部屋はぐっと広く、住みよく変わりますよ。
「なんだか狭い」と思ったら、今いちど家具の位置を見直してみませんか?