
※本記事はFUNDO編集部へ寄せられた体験談を元に作成しています。
実際の個人情報の特定を避けるため、一部フィクションおよび編集を加えております。
30代の麻衣子さん(仮名)から寄せられたエピソードです。
7か月になる娘のユリちゃんを連れて、飛行機で帰省することになった麻衣子さん。
目次
初めての飛行機・・・不安でいっぱい

ご主人は仕事の都合で同行できず、初めてのワンオペ飛行機。出発前から不安でいっぱい。
麻衣子さんは、SNSや育児サイトで調べた対策を徹底的に準備。
新しいおもちゃ、お気に入りのおやつ、飲み物、ベビーせんべい。
「これだけ準備したんだから、きっと大丈夫」
そう自分に言い聞かせながら飛行機に乗り込みました。
フライト時間は約1時間。なんとか無事に過ごしてほしいと願っていたのですが・・・。
離陸した直後、ユリちゃんが大泣きしてしまったのです。
事前に「赤ちゃんは気圧の変化で耳が痛くなり、泣くことがある」と聞いていた麻衣子さん。
慌てず飲み物を飲ませて耳抜きをさせようとしました。
ところが、泣いているユリちゃんはなかなか飲んでくれません。
抱っこしてあやしてもダメ。
おもちゃもダメ。
ベビーせんべいもダメ。
機内に響く泣き声に焦りは増すばかりでした。
隣の席の方にも、
「すみません・・・本当にすみません・・・」
と何度も頭を下げながら必死にあやしていたそうです。
すると隣に座っていた60代くらいの男性が、聞こえるようにこう言いました。
「チッ・・・うるさいな」
その言葉が胸に突き刺さりました。
迷惑をかけていることは分かっている。
だからこそ、これ以上ないくらい気を遣っている。
それでも泣き止まない我が子。
申し訳なさと焦りで、麻衣子さんの心は限界に近づいていました。
泣き止まない我が子に限界・・・

そんな時・・・後ろの席から、誰かがそっと背中をトントン。
振り返ると、60代くらいの女性が優しく微笑んでいました。
「大丈夫、大丈夫。赤ちゃんは泣くのが仕事なんだから」
その一言を聞いた瞬間、張り詰めていた気持ちが一気にあふれ出したそうです。
「すみません・・・」
そう言った途端、麻衣子さんの目から涙がこぼれました。
すると女性はさらに、
「あなた、ちゃんと頑張ってるじゃない。だから大丈夫よ」
と声をかけてくれたのです。
責められると思っていた中でかけられた優しい言葉。
その温かさに、麻衣子さんは救われた気持ちになったといいます。
しばらくしてユリちゃんも落ち着き、機内にはようやく穏やかな時間が流れました。
飛行機が到着し、シートベルトサインが消えると、隣の男性は真っ先に席を立っていきました。
麻衣子さんは最後にもう一度、
「ご迷惑をおかけしてすみませんでした」
と声をかけましたが、返事はありませんでした。
すると後ろの女性が笑いながら、
「あんなの気にしちゃダメよ」
とまた声をかけてくれたそうです。
さらにユリちゃんに向かって、
「バイバイ~。頑張ったね、いい子だったね~」
と手を振ってくれました。
初めてのワンオペ飛行機。
不安だらけの帰省でしたが、あの女性の優しさのおかげで乗り越えることができたという麻衣子さん。
今でもあの日の言葉を思い出すたびに、人の優しさのありがたさを感じるそうです。
※本コンテンツのテキストの一部や画像は、生成AIを使用しています。