【世界初】オランウータンに“人権”を認める アルゼンチンの裁判所

fd141225d001r
アルゼンチンの裁判所がオランウータンの人権を認める世界初の判決を言い渡したことが世界中で話題となっています。

人権が認められたのは、ブエノスアイレス動物園で飼育されているSandra(サンドラ)28歳のオランウータン。動物擁護団体「動物の権利を守るための公務員と弁護士の会」が、サンドラは過去20年に渡って不当な監禁状態に置かれており自由が確保された環境に置くべきだと訴えを起こし、裁判所はその内容について、人間が持つ基本的権利の一部を享受する資格をサンドラにも認めました。

動物園側は裁判所の判決に困惑している。動物園の主任生物学者アドリアン・セステロ(Adrian Sestelo)氏は「サンドラは過去20年間、こうやって暮らしてきた。(飼育場の)空間は広いし、専門家が栄養に気を付け、健康管理をしている。概して彼女は非常にいい環境で生活している」と語った。

出典:AFPBB News

ただ、当のサンドラはこの法的論争にはまったく興味がないようで、取材した報道陣のカメラのレンズに近づき、飼育舎のガラスの壁の向こう側からそれを品定めしたかと思うと、葉の茂った木の下に移動して遊んでいとのことです。

みなさんは、この判決どう考えましたか?

関連記事(外部サイト)

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事