6種類のハーブを蒸留して作る「ノンアルコール蒸留酒」が開発されて大ヒット中!

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6種類のハーブを蒸留して作る「ノンアルコール蒸留酒」が開発されて大ヒットするなど話題となっています!

定着して久しいノンアルブーム。ビールにチューハイに、さまざまなノンアルコールが人々の生活に浸透しています。

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しかし、今回注目されているのは、ノンアルコールの「蒸留酒」です。醸造酒を蒸留して作る蒸留酒は、一般的にアルコール度数が高いものの、蒸留後に加水した場合でも蒸留酒とされるので、アルコール度数を大きく落とすことも可能であるとされています。

イギリスで開発されて大人気に

ノンアルコール蒸留酒を開発したのはBen Bransonさん。Ben Bransonさんが開発した「Seedlip」というノンアル蒸留酒が、イギリスで大ヒット中だそうです。

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アメリカの樫皮、グアテマラのカルダモン、バハマのカスカリラの芳香性の樹皮、北アルゼンチンのレモン・ピール、トルコのグレープフルーツ・ピール、ジャマイカのピメント・ベリーと世界中から集められた6種類のハーブを蒸留(ドイツとアルゼンチンにて)して作っているそうです。

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蒸留により作られる病気の治療薬がヒントに

Bransonさんは、1651年の著書「蒸留の技法」(John French著)を読み、蒸留によって作られる多くの病気の治療薬の存在を知ります。その中にはアルコールを含むものもありましたが、そのほとんどはアルコールを含まないものだったといいます。Bransonさんはこう言います。

最初、酒は薬として使われていたけれども、いつの頃からか嗜好品として引用されるようになった。そのこともあってか、人々はハーブなどを蒸留したノンアルコールの薬品という存在があったことを忘れてしまっていたんだ。

自宅のキッチンで蒸留の実験を繰り返した

これらのことに興味を持ったBransonさんは、キッチンで自ら蒸留の実験を繰り返すようになります。裏庭に植えられた多様なハーブと購入した小さな銅製の蒸留器、水と蒸気を用いて液体を生成しました。

そして、蒸留により植物の味や香りのする液体を生成できることを発見したのです。このことを他の誰もが試みていないことを知ったBransonさんは、自ら練り上げたこのレシピを「Seedlip」として世に出すことに決めたのです。

現在のラインナップは、Seedlip SpiceとSeedlip Gardenの2種類。1本27.99ポンド(約3600円)※送料別。
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予想以上の売れ行き…今後はワールドワイドに販売へ

ノンアルコール蒸留酒と称される「Seedlip」は予想以上の大ヒットとなり、現在Bransonさんは8名のスタッフを雇って生産を行っているとのこと。また、30を超えるミシュランの星付きレストランで「Seedlip」が提供され、世界最大の酒造会社Diageoから多額の投資を受けるまでになっているそうです。

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今後はアメリカをはじめ、世界各国での販売を考えているそうです。ちなみに、こちらのブランドサイトでは購入が可能です。近い将来、ノンアル蒸留酒ブームが日本にも到来しそうですね。


出典:www.seedlipdrinks.com / www.youtube.com


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