出典:hi.cs.waseda.ac.jp:8082
早稲田大学が発表した、白黒画像を自動でカラー変換する技術。そのデモ実装が無料で試せるWEBサービス(http://hi.cs.waseda.ac.jp:8082/)が公開されました。サイト上でモノクロ写真をアップロードすると、自動でカラーに変換してくれます!
目次
ディープネットワークを用いた技術
この研究の概要
本研究では,ディープネットワークを用いて白黒画像をカラー画像に自動変換する手法を提案する.提案手法では,画像の大域特徴と局所特徴を考慮した新たな畳込みネットワークモデルを用いることで,画像全体の構造を考慮した自然な色付けを行うことができる.提案モデルにおいて,大域特徴は画像全体から抽出され,局所特徴はより小さな画像領域から計算される.これらの特徴は“結合レイヤ”によって一つに統合され,色付けネットワークに入力される.このモデル構造は入力画像のサイズが固定されず,どんなサイズの画像でも入力として用いることができる.また,モデルの学習のために既存の大規模な画像分類のデータセットを利用し,それぞれの画像の色とラベルを同時に学習に用いることで,効果的に大域特徴を学習できるようにしている.提案手法により,100年前の白黒写真など,様々な画像において自然な色付けを実現できる.色付けの結果はユーザテストによって評価し,約90%の色付け結果が自然であるという回答が得られた.
という事らしいのだが、ちょっと何のことやらよくわからないですよね。要は機械(AI)が学習して自動で白黒の画像に色を付けてくれるという事のようです。
これを用いて、白黒動画等もカラーにすることが出来ます。
<動画はこちら>
早稲田大学の研究チームはこの技術をWEB上で無料公開しており、サイトでは、画像のカラー化を行う事が出来ます!
「ディープネットワークを用いた白黒写真の自動色付け」はこちら
因みに、このweb上でカラー化できるサービスは早稲田の研究チームが最近公開したものですが、論文自体は4月の段階でネット上に公開されており、それを用いてweb上で画像をカラー化できるサービスはTwitterユーザーの”@mecab”さんが先に立ち上げ公開してくれていました!「siggraph2016_colorization」。
こちらのサイトは、早稲田大学の公開していた技術をそのまま組み込みWEB上で完結できるように作ったそうです。凄いな。。。
早速やってみた
出典:fixabay.com
ネットで拾ったこのセクシーレトロ美女をカラーに変換してみました。結果はどうなったでしょう??
▼結果はこちら!
ちょっと色褪せたカラー写真という感じです!顔周辺の肌色や、髪の色はすごくきれいですね!大昔の写真でもこれでカラーに出来るので、明治時代や江戸時代後期の画像も当時の色が再現出来そうです!「ディープネットワークを用いた白黒写真の自動色付け技術」理論は難しくてよくわかりませんが、とにかく凄いことはわかりました!
出典:colorize / waseda.ac.jp