出典:camp-fire.jp
心無いラクガキではなく、合法的な本気のアートで街の魅力を高め、街をひとつにしようと試みるプロジェクトをご紹介します!
目次
アートで彩り、みんなが気持ちよく過ごせる街へ
あいりん地区とは、大阪府大阪市西成区の北部で、JR西日本・新今宮駅の南側に位置する地区の愛称。心無いラクガキを書かれるという問題に対して、「ラクガキの上から本気のアートを堂々と描き(許可を得て)、ラクガキや不法投棄の起こりにくい街をつくりたい」という想いで始まったのが、※「西成ウォールアートニッポン(西成WAN)」というプロジェクト。
※総合プロデューサーはSHINGO★西成。アーティストと地域が協力して街へアートを描くことで、西成のイメージ向上と、来訪者の増加を目的としたアートプロジェクト。略称の「WAN」は、「和」や「輪」をイメージ。街がひとつになり、日本全国に広がってほしいという願いが込められているそうです。
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防犯カメラや明るい街灯で街を監視するよりも、他の地域から西成へのアート鑑賞を目的とした来訪者が増えれば、ラクガキや不法投棄もきっと減る!という考え方が根本にあるそうです。
これまでに2回実施し、多くの子供たちが参加
「西成ウォールアートニッポン」はこれまでに2回実施されており、いずれも地域に住む多くの子供たちが参加され、一緒に絵を描いたそうです。
こちらは1回目の模様。大阪市西成区萩之茶屋1丁目 南海本線西側のブロック塀(高さ2m x長さ25mのブロック塀2面分 合計約100平米)に、ウォールアート『ここから いまから』を描いたそうです。
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そして、こちらが2回目の様子。規模は拡大し、約490平米(高さ7m×長さ70m)の壁に挑戦。西成に日本最大級のウォールアート『アセラズ クサラズ アキラメズ』を完成させました。子供たちが通う通学路の壁だったそうです。
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地域の子供たちが楽しく参加できる取組みは素晴らしいですね。
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ウォールアートで街も華やかに。
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出典:YouTube
第3弾は12月中旬からの制作を予定
第3弾の場所は、南海電鉄萩ノ茶屋駅南側で、南海本線高架東側の歩道沿い、高さ約3mで全長130mに及ぶ白いボード(合計約390平米)だそうです。作品制作の具体的な実施時期と参加アーティストは、西成WANのFacebookで告知するそうです。現在、第3弾実施のために必要な支援をクラウドファンディングサイトの「CAMP FIRE」」で呼びかけています。
ちなみに、ラクガキされたブロック塀にアートをぜひ描いてほしいという依頼は何件か寄せられているといい、そうした壁面の所有者には現在、壁面ドナー登録をお願いしているとのこと。プロジェクトでは資金が集まり、続いていく限り、ウォールアートを描いていきたいと誓っています。アーティストと地域の人たちが一体となって描くウォールアートにより、皆が気持ちよく過ごせる街になればいいですね!
詳細は以下でご覧ください。
クラウドファンディングサイト「CAMP FIRE」
西成ウォールアートニッポン
出典:amp-fire.jp / www.facebook.com