水だけでお粥が作れる!?特殊粉砕した米粉が災害時にも役立つ

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出典:ashinari.com※写真はイメージ
先日放送されたフジテレビ系列の番組「ホンマでっか!?TV 」で紹介された「特殊粉砕された米粉」が話題となっています!

番組では米粉の研究の第一人者である山形大学教授”西岡 昭博”氏がこの米粉を紹介、なんと、この米粉、水を入れるだけでお粥が作れてしまうんです!災害時などに大活躍間違いなしのこの「特殊粉砕された米粉」、凄いんです!

山形大学教授”西岡 昭博”氏

山形大学教授”西岡 昭博”氏は、日本で初めて米粉100%のパンを作った凄い人で、農産穀物を利用した食品加工技術の開発をされています。
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出典:nishioka-lab.yz.yamagata-u.ac.jp
番組では実際に、目の前で特殊粉砕した米粉に水を入れお粥になるという事を実演されていました。更に、番組ではこの特殊粉砕法を小豆に用いれば、小豆粉からあんこが作れるという事も仰っていました。凄い技術です!!

実は、この技術は以前からあったのですが、以前のものは最初に炊飯したものを乾燥させるので大量の水を必要とし、かなりの時間がかかり高コストでした。
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出典:nishioka-lab.yz.yamagata-u.ac.jp
しかし、教授が開発した方法(上図の下の絵)だと、米の状態からいきなり粉砕するので、早くて低コスト!水も必要としません!

この技術は今後確実に大きく広まっていくでしょう!災害時などの為に備蓄するものとしては最適ですね!!この米粉があれば、火がなくても水さえあれば食料を確保できます!

水で戻す技術は昔からあった

今回教授が紹介してくださった特殊粉砕の方法は最新のものですが、乾燥した米を水で戻して可食可能にする技術は第2次世界大戦中からあったそうです。

それはアルファ化米というもので、旧日本軍の依頼で開発されました。

▼上の状態から水を入れると下の状態になり可食可能となる
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出典:wikipedia
現在でもこのアルファ化米を使った商品は販売されており、被災地のどの物資やアウトドア用品として利用されています。

しかし、現在市販されているアルファ化米を使ったものは水での調理時間が40~60分程度かかってしまいます。その点西岡教授の開発した技術で作った米粉なら、1分程度でお粥は完成します!

更に、製作工程の時間やコストも大幅に減少することが出来ます。ただし、米粉なので、ご飯粒が残るようなごはんとしては食べることは出来ませんが、その代わりいろんなものに加工が可能です!

このような技術が日々進歩していってるんですね!番組で西岡教授は「この米粉を使えば米粉100%のクッキーなんかも作れるようになる」と仰っていました。食品業界では無理だと言われていた100%の米粉パンを作った教授なら、クッキーも作れそうですね!小麦アレルギーの人でも食べられるパン屋クッキーが出来るって素晴らしですよね!今後もこのような最新技術で食の可能性はどんどん広がっていくんでしょうね!


出典:nishioka-lab.yz.yamagata-u.ac.jp / wikipedia


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