一昨年ほど前から、インパクトのあるビジュアルがインスタグラムやツイッターなどに多数投稿されて話題となった『カレージャンボトースト』。数々のメディアで紹介されていたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
この『カレージャンボトースト』は、千葉市中央区にある老舗のカフェ「呂久呂」の人気メニュー。筆者はお店の近くに住んでいることもあり前々から常々気になっていたのですが、今回ようやくお店にお伺いしてきました。
カフェの入り口には、カレージャンボトーストのイラストが…!!期待が高まります。
店内は、老舗ならではの渋く落ち着いた雰囲気。初めて来たのですが、既に何回も来ているような安心感と居心地の良さを感じました。スタッフの方々もとっても気さくです。
昭和49年頃に陶芸ギャラリー呂久呂を先代が開業。その後、昭和56年に「もっと気軽に陶芸作品に接してもらいたい」という思いから、自家焙煎コーヒー専門店を開いたとのこと。
そのため、店内には味わい深い陶器が数多く置かれています。
店名の呂久呂は、陶芸をつくる「ロクロ」の当て字とのこと。
目次
さっそく、カレージャンボトーストを注文!
こちらはメニュー表の一部。カレージャンボトーストのほかに、ハニージャンボトーストやハーフサイズなんてのもあります。右側にデカデカと掲載されているカツカレージャンボトーストは見るからに凄まじいボリュームです。
とりあえず、人気No.1のマークにつられてカレージャンボトーストをオーダー(おすすめトッピングの半熟卵とチーズも)。
ほどなくすると、ついにカレージャンボトーストが運ばれてきました…!!
噂に違わぬインパクト抜群のビジュアル!デカいっ!!
食パンをまるごと使っているので、この高さ!
このフォルムに、しばし口を開けたまま見とれてしまいました。
そして、テーブルにはカレージャンボトーストについての解説が。ふむふむ…。見方によっては、食パンをくり抜いて穴を開け、そこにカレーを注ぎ込んでいるようにも見えましたが、どうやら切り込みを入れ、押して器型にしているようです。
パンをくりぬくように食べる
いよいよ実食。フォークをカレーの海へと突きさします。
おおっ!!トッピングの半熟卵がくずれて、たまらない光景…!
もちもちしたパンとコクのあるビーフカレーが抜群の相性で、めちゃめちゃ美味しい!
パンをくりぬくようにして食べていきます。確かにボリュームはありましたが、美味しくてペロリと食べられます。これは、カレーやパンが好きな方にはたまらない一品です。ちなみに、カレーはあまり辛くなく小さな子でも食べられそう(ハーフサイズもあります)。
中身を完食するも、この後はどうすれば…
美味しいカレーとパンを食べた後、ふと思いました。この後、どうすればいいのだろうか。
とりあえず、パンの耳をカット。カリカリの耳を残っていたカレーをつけて食べたり、少し残っていた白いパンにサラダをのっけて食べたり、耳にサラダをはさんだりしてみました。
ただ、もうちょっと白いパンの部分を残しておけば、他の楽しみ方もあったのでは!?などと、次に食べる時の楽しみ方のイメージが頭の中で広がります。
カスタマイズできる楽しさがある
「カスタマイズできる楽しさがある」。そう話すのは、オーナーの野口由布子さん。お客さんの食べ方も、残ったパンにホイップやバニラアイスをトッピングして甘くして食べたり、千差万別のよう。
こちらはトッピングのメニュー。カレーの追加や半熟たまご、チーズのほか、ハニーシロップやホイップクリーム、バニラアイスなどもあります。
いまの季節は夏みかんのマーマレードがオススメとのこと。食べ方のバリエーションが豊富でお好みで楽しめます。
カレージャンボトースト誕生のきっかけは!?
野口さんに、この斬新なメニューが生まれたきっかけを聞いてみると…
「由来ははっきりと分からないんですけど…。もともとハニージャンボトーストというメニューがオープン時にあって、カレーライスもあったので。多分スタッフのまかないで、(それらを合わせて)食べたことがきっかけか、お客さんのリクエストか…。ちょっとはっきりしないんですね。それぐらい古い頃(先代の頃)からあったっていう感じです」
もともとは看板メニューではなかった
美味しさはもちろん、そのビジュアルのインパクトから「インスタグラムやツイッターで見た」というお客さんが多数来店しているといいます。SNSの影響は「かなり大きい」「お客さんも増えましたね」と話す野口さん。
カレージャンボトーストについては、このように述べています。
「もともと看板メニューではなかったんです。ただ、ビジュアル映えするということからSNSで広まって…。うちとしては逆にびっくりしています。それまでにいなかった層の来客が増えましたし、高校生とかがすごく来ましたね。『インスタとかツイッターで見たよ』と。出張とか旅行とかのついでに来たというお客さんも増えました」
そんな流れのなか、ビジュアル映えする新メニューとして昨年開発されたのが、前述したカツカレージャンボトーストとのこと。
トンカツを豪快にのせており、通常のカレージャンボトーストと比べて食パンの高さも全然高いようです。気になる方はぜひチャレンジを!
「呂久呂」では、カレージャンボトーストをはじめとしたトーストやサンドウィッチなどをはじめ、自家製コーヒーや甘さが控えめな手づくりのケーキも楽しめます。
美味しさはもちろん、ボリュームもあって大満足のカレージャンボトースト。一度食べたらやみつきになると思います!
《カフェ 呂久呂》
住所:〒260-0013 千葉県千葉市中央区中央3-4-10
TEL:043-224-5251
営業時間:10:00~20:00(LO19:30)*10:00~11:00 モーニングのみ
定休日:水曜日
最寄駅:JR千葉駅より徒歩10分、京成千葉中央駅より徒歩3分
席数:34席、駐車場
全席禁煙(IQOS等、一部加熱煙草は可)
詳細はこちらをご確認ください。
カフェ 呂久呂