2014年11月6日にアメリカの大手情報サービス企業「トムソン・ロイター」が発表した世界で最も革新的な企業・機関を選出する『Top 100 グローバル・イノベーター 2014』で、日本の企業から世界最多の39企業が選出されました。
国別では過去3年間首位だったアメリカが日本に次いで35社、フランスが7となっています。また今年は、中国から初めて1社が選出されています。地域別でもアジアは最多の46社(日本39、韓国4、台湾2、中国1)となっています。
目次
選出基準は4つ
企業を選ぶ際の選出基準は4つあり「特許数」、「成功率」、「特許ポートフォリオの世界的な広がり」(分析対象はいずれも過去5年間)と、「引用における特許の影響力」(分析対象は過去5年間)
これらの分析は、トムソン・ロイター社の公開しているデータベースを用いて算出しています。
出典:トムソン・ロイター
選ばれた日本の企業
今回選出された日本の企業は以下の39社です。
アイシン精機株式会社
旭硝子株式会社
ブラザー工業株式会社
キヤノン株式会社
カシオ計算機株式会社
ダイキン工業株式会社
株式会社デンソー
富士フイルム株式会社
富士通株式会社
古河電気工業株式会社
株式会社 日立製作所
本田技研工業株式会社
花王株式会社
株式会社神戸製鋼所
株式会社小松製作所
京セラ株式会社
三菱電機株式会社
三菱重工業株式会社
日本電気株式会社
日本特殊陶業株式会社
新日鐵住金株式会社
日産自動車株式会社
日東電工株式会社
日本電信電話株式会社
オリンパス株式会社
パナソニック株式会社
株式会社リコー
セイコーエプソン株式会社
株式会社半導体エネルギー研究所
シャープ株式会社
信越化学工業株式会社
ソニー株式会社
住友電気工業株式会社
住友ゴム工業株式会社
TDK株式会社
東京エレクトロン株式会社
株式会社 東芝
トヨタ自動車株式会社
ヤマハ株式会社
日本・アジア企業の躍進
今回、日本企業の選出が増え、さらにアジア勢の躍進も目立つ結果となりました。その中でトムソン・ロイター IP & Science ビジネスの代表取締役 長尾正樹は次のようにコメントしています。
Top 100 グローバル・イノベーターの選出企業は、躍進的な発明のアイディアと同時に新規雇用の創出、世界経済への貢献により、世界の技術革新を最先端でけん引しています。特に、2014年は日本企業の受賞数が世界最多となりました。日本企業は多数の独創的な発明を生み出しているだけでなく、知的財産で適切に保護しながらグローバル市場でのビジネスを効果的に展開しており、イノベーションの世界的なリーダーであることが証明されたと言えます。
スゴいぞ日本!
出典:トムソン・ロイター