強い毒を持つ外来種のアリとして、日本中を騒がせているヒアリ。6月に国内で初めて発見されて以降、その調査や動向に大きな注目が集まっています。
そして、そのヒアリかどうかを写真から識別してくれる『ヒアリ警察』さんという方がスゴイと話題になっています!
ヒアリ警察さんは、ヒアリの外見の特長を啓蒙。また、東京にヒアリが定着したと考えるのは間違いだと呼びかけています。
ヒアリです。女王アリです。これは日本のものではないようですが、皆さんはこれを参考にしてください。ただし、ハタラキアリとは形状が異なります。 https://t.co/m0QrLTgfY4
— ヒアリ警察 (@_Solenopsis) 2017年7月6日
猛毒のヒアリ、東京港でも1匹確認 中国からのコンテナ(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース https://t.co/Z9ttaap9Eg @YahooNewsTopics
ヒアリはハタラキアリ一匹では増殖できないので、これで東京にヒアリが定着したと考えるのは間違いです。— ヒアリ警察 (@_Solenopsis) 2017年7月6日
ヒアリ警察さんのTwitterアカウントには、日々多くの質問が寄せられています。アリを撮影したネットユーザーが「ヒアリ」かどうか不安なため、ヒアリ警察さんにヒアリかどうかを確認するというものです。
一枚目はオオハリアリ、二枚目はアミメアリです。オオハリアリの持つ針は人間の皮膚を通ることがあり、刺されるとチクリとした痛みが走ります。刺すアリですが、自分から刺しにくることはないので、どうか駆除はできるだけしないであげてください。本当にお困りの場合は、やむなしです。 https://t.co/PmYoRR6UVK
— ヒアリ警察 (@_Solenopsis) 2017年7月8日
ヒアリではありません。よく見えませんが、ヒメアリのように見えます。 https://t.co/0K4YljaIbo
— ヒアリ警察 (@_Solenopsis) 2017年7月8日
オオズアリです。 https://t.co/t6S3QqbWsB
— ヒアリ警察 (@_Solenopsis) 2017年7月8日
ケアリの一種の雄アリです。 https://t.co/ARgLy1lMrM
— ヒアリ警察 (@_Solenopsis) 2017年7月8日
送られてきた写真のアリが、何のアリなのかをことごとく識別しています…種別まで判断されていてスゴイです。次から次へと寄せられるさまざまな質問に答えていくことも含めてスゴイです。
また、寄せられた意見などをに基づいてグラフを作成しツイートされています。ありとあらゆる種類のアリの名が記載されています。それだけ多くの質問が寄せられている証拠で、ヒアリに対する人々の不安・関心がうかがえます。
7月8日にヒアリと疑われたアリの内訳です。ケアリが最も多く、次がシワアリでした。これまでずっとトップだったシリアゲアリが減っているのは、シリアゲアリの画像を上げたからでしょうか。相変わらず、アリグモは擬態の達人のようです。
頂いたご意見より、データの合計も載せました。 pic.twitter.com/VnKgAwb8BO— ヒアリ警察 (@_Solenopsis) 2017年7月8日
目次
こんな質問も寄せられる事態に…
その活躍ぶりゆえに、アリと関係のない!?さまざまな画像が寄せられる事態に…。
ヒアリではありません。サヨリです。実は食べたことないです。 https://t.co/9jNCwR5D18
— ヒアリ警察 (@_Solenopsis) 2017年7月6日
ヒアリではありません。メアリです。世界史を学んだのははるか昔なので、よく知りません。 https://t.co/jUs2fWJjrm
— ヒアリ警察 (@_Solenopsis) 2017年7月6日
ちなみに、こうした内容はアリの相談よりも多いようです…。※アリと関係のない相談は控えるようにしましょう!
数えきれません。アリの相談よりも明らかに多いです。 https://t.co/sSb53hgwDT
— ヒアリ警察 (@_Solenopsis) 2017年7月8日
見つけたアリを無差別に殺すことは、かえって危険
ヒアリ警察さんは、アリを見つけた際に「ヒアリか!?」と考えて殺してしまうのが安全だという世間の風潮には警鐘を鳴らしています。
人間の無知によって、無差別に日本在来のアリの命が奪われてしまうことはもとより、「見つけたアリを無差別に殺すことは、積もり積もればその場所の生態系を破壊し、かえってヒアリの侵入する隙を与える」としています。
その毒性がさまざまなメディアで報じられ、ヒアリに対して恐怖を抱いている方も多いかと思います。必要以上に警戒する気持ちも分かりますが、ヒアリと疑わしきアリを見つけた場合でも、殺す前に自分で調べたり、地域の機関に連絡をとるなどして、むやみやたらと罪のないアリを殺してしまうことがないように心がけましょう!