スコットランドの都市、グラスゴーの象徴的な彫像である「ウェリントン公像」を見上げる警察官たち、そこにあの人がいました。
※こちらの記事は2018年の1月に公開した記事を再編集したものです。
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スコットランドの伝統的イタズラ
まず、この像の頭にカラーコーンが被せてあることに疑問を持った人も多いでしょう。実はこの像の頭にカラーコーンをかずせるのはグラスゴーでは”伝統的ないたずら”として、見慣れた光景なのです。
2013年には、このいたずらを阻止する為、市は彫像の台座を1.8m高くする計画を出すのですが、「いたずらは伝統的なものなのだ」として、市民1万人以上の署名が集まり計画は頓挫したという過去もある程、グラスゴー市民には親しまれているいたずらなんだそうです。
Glasgow my families city, this brings back lovely childhood memories, what else would you do with a traffic cone 🙂 pic.twitter.com/zE4ooj3q5b
— Liam Johnston (@railwaychaplain) 2014年5月19日
しかし、いたずらはいたずらです。市や警察は、この状況を放置することは出来ない為、毎回カラーコーンを撤去しているそうです。しかし、「伝統的ないたずら」ですから、すぐにまた誰かがカラーコーンを被せるといういたちごっこ。全く本当に変わった風習ですよね。
クリスマス前の12月22日、またも「ウェリントン公」にはいたずらのコーンが被されていました。更にこの日は、犯人もその場にいたようで、警察が下から注意をしているようです。
伝統的でもイタズラはいたずら
▼注意する警察
出典:YouTube
そこにいたのはなんと!
▼トナカイの引くソリではなく、馬にまたがるサンタさん!!
出典:YouTube
クリスマス前にサンタさんも色々何か溜まったものがあったのでしょうか。
動画はこちら
警察もサンタさんもきっと忙しい年の瀬なのでしょう。それにしても、グラスゴーの「伝統的ないたずら」は、海外から見ると変な風習ですよね。「伝統的ないたずら」という言葉自体なんだか変な感じがしますもんね。