
みなさんは、ヘルプマークってご存知ですか?
この十字とハートの描かれた赤いカードは、〈外見ではわからない障害や難病などがあり、援助や配慮を必要としている〉ということを表すマークなんです。
義足や人工関節を使用している人、内部障害のある人など、見た目だけではわからない困難を抱えた人が、必要な援助を受けやすいように、2012年に東京都で配布が始まり、今は各地に広がっています。
しかしなかなか認知度が上がらず、ヘルプマークを見ても対応できる人が少ない現状…。
そんな中で、新坂 時深(@FredMarks_)さんがTwitterに投稿した、とある女子高生の行動が話題を集めています。
本日、青森駅で「何かお手伝いできることはありませんか?」とお声がけくださった女子高生らしきお方へ。
私がこのマークをつけはじめて数年経ちますが、初めて声をかけていただきました。
あなたのおかげで「ヘルプマークをつける意味」が、0から1になりました。
本当にありがとうございました……! pic.twitter.com/ej9tg3TIB1— 新坂 時深 (@FredMarks_) 2018年4月2日
青森ではヘルプマークの認知度は東京よりもさらに低いのが現状のようで、声をかけてもらえてとても勇気づけられたそうです。
青森において同様にヘルプマークをつけている方をまだ一度もお見かけしていません。
そんな微妙な孤独感の中「援助を必要としている人は必ずいる」と声をあげたくて、今もヘルプマークをつけつづけていました。
その意味を見失いかけていた時に、このお声がけ。私もとても勇気づけていただきました。— 新坂 時深 (@FredMarks_) 2018年4月2日
さらにこのツイートをした後、声かけをしてくれたご本人からなんと新坂さんに連絡があったそうなのです!
【超絶朗報】この時に声をかけてくださった方から、先ほどDMで連絡がありました
まじかああああああ!!!!見かけた瞬間めっちゃ声出た
最高にうれしいです……まさかそんな……この声があの方に届くことがあるなんて……!!
もうめっちゃフォローした 秒で ほんっとありがとうございました!!!— 新坂 時深 (@FredMarks_) 2018年4月3日
まさかのTwitterでの再会!新坂さんの感動が伝わりますね。
ちなみに新坂さんによると、ご自身は発達障害と白内障があり、
・大きな音にパニックになることがある
・疲れやすく、座る場所を必要とすることが多い
・人の多い場所で動けなくなってしまい誘導が必要になることがある
・視力の問題で人や物にぶつかったりしやすい
といった、日常の困難があるとのこと。
ヘルプマークというのは一概に交通手段内でのみ使用するものではなく、
それ以外の場所でも、「助けてほしい事情がある」方がつけておられます。
なので私の場合はですが、場所がどこであるかは関係なく、「何か手伝えることはありますか?」と、変わらずお声がけいただくのが、一番ありがたいです。— 新坂 時深 (@FredMarks_) 2018年4月4日
他にも、ヘルプマークを身に着けている人の中には、突発的な出来事に対応するのが難しい人や、立ち上がることや階段の上り下りが困難な人もいます。
東京都福祉保健局では、ヘルプマークを身につけている人への対応として、
・電車やバスで席を譲る
・援助を必要としていないか声をかける
・災害時などに避難の支援をする
といったことを呼びかけています。
さらに新坂さんのTwitterでも、ヘルプマークについてモーメントでまとめてくれているのでぜひこちらの投稿にあるリンクをご覧くださいね。
このヘルプマークの件について、まとめてみました!https://t.co/Z4CGdj7TVI
【内容】
・ヘルプマークとは?
・声かけについての私の考え
・その他質問いただいたことに対しての私の考え
・私が何故ヘルプマークを使うのか
・取り上げてくださったメディア様の記事一覧よろしければご覧ください。
— 新坂 時深 (@FredMarks_) 2018年4月5日
みなさんも、ヘルプマークを身につけている人に出会った時には配慮できるように、ちょっと心の片隅に留めておいてみてはいかがでしょうか。
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出典:Twitter(@FredMarks_)