雨露に濡れる美しい花。
キレイだな~とうっとり眺めてしまいますが、よく見ると白い花と紫の花が一つの枝に一緒に咲いています。
これは一体何の花でしょう?
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白や紫が入り乱れて咲くこの花は
その答えは、この美しい花の写真をTwitterに投稿されたtsunekawa(@tsunekawa__)さんが教えてくれています。
見慣れない「匂蕃茉莉」という漢字は、ニオイバンマツリと読みます。
4月〜7月にかけて低木に花を咲かせる、甘い香りも特徴的な植物。
色が混在していたのは、紫色から白色へ、花の色が次第に変化していくという特性があるためでした。
咲き始めは濃い紫、次第に薄い紫へと変化して、最後には真っ白になるのだとか。
それぞれの変化の過程の花が、同じ木に同時に開いているので、まるで多色咲きのように見えるのです。
美しい花には毒がある?
美しいニオイバンマツリですが、注意すべき点もあるそうです。
ニオイバンマツリは木全体に神経毒があり、犬や猫が誤って食べてしまうと危険とのこと。
そうした注意点こそありますが、ニオイバンマツリは花屋さんなどでも苗や鉢植を買うことができ、家庭のガーデニングでも育てられる植物です。
うまく育てば、開花期には株を覆うほどの花々が甘い香りを漂わせ、毎日色合いを変える様子が楽しめます。
花言葉の「夢の名」にふさわしく、夢のように神秘的で、どこか幻のような雰囲気のある花「匂蕃茉莉」。ぜひ間近で見てみたいものですね。