東京の下町、葛飾区立石にある「呑んべ横丁」
ここは『センベロの聖地』と言われているほど有名な飲み屋街で、古きよき昭和の面影も多く残っているので、地元の人以外からも親しまれています。
そんな立石で実は2019年から都市開発が始まるようで、呑んべ横丁がなくなってしまうかもしれないそうなのです(泣)しかもその敷地の半分が今年の7月以降に取り壊されるのだとか。
その取り壊されてしまう「呑んべ横丁」を撮影した、双子姉妹の音楽ユニット「パジャマ文庫」で活動するくどうみさき(@0ppekepe_)さんの動画がTwitterで話題になっているのでみなさんもぜひご覧ください!
7月にぶっ壊されるぼくの街 pic.twitter.com/5hvSv8d3sF
— みさき (@0ppekepe_) 2018年6月28日
この狭い路地に置かれた飲み屋の看板、縦に積まれたビールケース、そして灯りがともる提灯が昭和な雰囲気漂って良いんですよねー。
こういうおでん屋さんの雰囲気も都心では見られないのでは!?
そして男子便所の壁の剥がれ具合もちょっぴり風情があっていいよね。
横丁を抜けるとすぐ目の前には京成線の電車が通る線路が現れました。
これは下町だからこそ見られる光景なのではないでしょうか。それが時代と共にどんどん無くなっていくのは本当に寂しいですね…。
筆者の私も東京の下町で生まれ育ち、このような雰囲気にとても馴染みがあるのでちょっぴり泣きそうになります。
投稿に寄せられた声
みさきさんの動画を観た人たちからも悲しみの声が寄せられました。
立石の呑んべ横丁ですね。役所関係の仕事で一時期、毎週のように通っていました。昭和の面影がまたひとつ減るなあ(´Д`)
— はーふあろー(゚∀゚)お注射効きました (@HalfArrow) 2018年6月29日
なんでもかんでも再開発して高層ビルを建てりゃいいってもんじゃない。勿論防災面は考慮する必要はあるが。
町としての風情が失われるのは、悲しい。— ばくたろう (@bakutaro2) 2018年6月30日
このような雰囲気有る場所が無くなるのは寂しいですね。再開発も善し悪しですよね
— はちはち (@Q5vy8qCG3PFPuP2) 2018年6月30日
こういう心の暖かくなる場所、大好き。
どんどん人と人との距離が、風情から離されていくね。— ソラ (@87_chidori) 2018年6月30日
一方で、災害に備えるためには大事!といった声も寄せられています。
気を悪くしたらすいまそん。昔実体験した"大阪十三の悲劇"になる前にきれくしといた方が無難は無難
また昔懐かしいように造ったらええ— kangaeruhito81 (@kangaeruhito81) 2018年6月29日
災害が起こった後では意味がない。客の感傷もわかるが、ここで営業している人たちがさらされる危険の方が重大。街の趣は移転先でまた産み出せるが当事者が被災しては元も子もない。
— おやじねこ (@katuragi0707) 2018年6月29日
昭和の風情ある街並みの取り壊し、実に勿体無い気もしますが、大震災や大規模火災が発生した場合こういった地域が最も危険ですしね…(密集した建物、耐震基準を満たしていない建造物、消防車の入れない路地、漏電が予想される配線ect)
3Dデータを記録し、VR空間で復元出来る技術があれば…— なんかやばそうな〈禁止ワード〉 (@GrabruAoiSakuma) 2018年6月29日
たしかにいつ起こるか分からない災害を考えたら都市開発も悪くはないかなと思いますね。でも昭和の面影がまた一つ無くなってしまうのかと思うと、やっぱり寂しいな!
下町は下町らしく昭和な雰囲気を残してほしいなと、下町っ子な私はそう願っています。
ちなみに動画投稿者であるみさきさんは、今回ご紹介した立石を舞台にした『東東京解放区』という個人誌を作っているそうです。完成したらぜひ読んでみたいですね。
東東京を舞台にZINE作ります。第一弾は立石の呑んべ横丁 pic.twitter.com/CCwUuFIfVk
— みさき (@0ppekepe_) 2018年6月30日
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出典:Twitter(@0ppekepe_)