
※本記事はFUNDO編集部へ寄せられた体験談を元に作成しています。
実際の個人情報の特定を避けるため、一部フィクションおよび編集を加えております。
本記事は、我が家の手料理味が…驚愕の浮気のトラブルを描いた、実話ベースの体験談です。
投稿者は、都内在住の30代女性・Bさん。
今回は、夫の裏切りを“思わぬ形”で知ってしまった私の体験談をお話しします。
きっかけは、とある料理。
それは、私しか作らない“我が家だけの味”だったはずのレシピでした──。
★1話完結で描かれる、夫の浮気のをめぐる衝撃の物語です★
目次
自慢じゃないけど、私は料理好きな主婦です
私は結婚してから10年間、ずっと専業主婦をしています。
子どもはいませんが、夫に「おいしい」と言ってもらうことが嬉しくて、毎日いろんな料理を作ってきました。
とくに得意なのが「カリカリ鶏のねぎ塩だれ」。
調味料の分量も工程も、何度も試作してたどり着いた、私だけのオリジナルレシピです。
夫もこれが大好きで、「これだけは店でも食べられない」と言ってくれていました。
そう、“あの日”までは。
ある日、夫のスマホに映った写真
事件が起きたのは、土曜日の昼下がり。
ソファでうたた寝していた夫のスマホにLINE通知が届きました。
何気なく目をやると、そこには「お昼できたよ〜♡」の文字と共に、見覚えのある料理の写真。
そう、それは──私の「カリカリ鶏のねぎ塩だれ」でした。
しかも、盛り付けまでそっくり。
添えてあるレモンの切り方まで、私がいつもしている形と同じだったのです。
一瞬で背筋がゾッとしました。
“あなたの味”を、誰かが真似してる
夫が目を覚ます前に、LINEの画面をそっとスクロールしました。
送信者は女の名前。会話の履歴には、「昨日のチンジャオロースも美味しかった?」「○○ちゃんに教わったレシピ、また作るね♡」の文字。
“○○ちゃん”──それ、私のことじゃん。
つまり、夫は浮気していただけじゃない。
浮気相手に、私のレシピまで教えていたのです。
心の底から、吐き気がしました。
愛情込めて作った料理が、まさか“浮気相手の胃袋をつかむ道具”にされていたなんて。
私がとった、静かで痛烈な仕返し
怒鳴ることも、泣き叫ぶこともできませんでした。
でもその代わり、私は冷静に、そして確実に仕返しをすることにしました。
まず、スマホでそのLINE画面をすべてスクショ。
そして、夫の好きな“例の料理”を夕飯に出し、食べ終わったタイミングで言いました。
「ねぇ、それ、○○ちゃんにも作ってもらってるんでしょ?」
夫は箸を落としました。
私は、スマホに保存した証拠画像を見せながら、淡々とこう言いました。
「愛情を込めて作ったレシピを、他の女に教えて浮気して。
それを“あなたの味”として食べさせてるなんて、最低だね。」
夫は青ざめて、「ごめん」としか言えませんでした。
“家庭の味”は、心でできている
その日を境に、私は夫と距離を置くようになりました。
表面上は普通に生活していますが、心はすでに他人です。
料理は変わらず作っています。
でも今は、夫のためじゃない。私自身と、自分の未来のために作っているんです。
まとめ:“真似されたレシピ”より、壊された信頼のほうが痛い
★ 手料理には、思い出も感情も込められている
★ 浮気は裏切りだけど、“家庭の味”を利用されるのは屈辱
★ 信じていた人が、いちばん大切にしていたものを踏みにじるとき──冷静な一撃が一番効く
料理は、ただの食事じゃありません。
そこには“愛情”も“信頼”も詰まっている。
だからこそ、その味を裏切られたとき、私は夫への信頼もすべて失いました。
“ありがとう、美味しいよ”と笑っていたあの顔。
あれは、誰のための笑顔だったのか。
今でも思い出すたびに、胸が痛みます。
でも、もう二度と私は、
誰かに自分の愛情を“使い回される”ような女にはなりません。