この一瞬で強烈なインパクトを与える作品は、日本の彫刻家、金巻 芳俊(かねまき よしとし)氏の『タユタ・カプリス』という作品です。キュビズムを彷彿させる12面ある少女の表情を描いています。
金巻氏本人は自身のFacebookで次のように作品を説明しています。
「タユタ」=「揺」
<気持ちが揺れて定まらないさま>
ごく僅かな時間の中で揺れ動く相反した想い。見えている感情、心の奥に隠してる感情を一人の少女像の中に体現しました。
この独自の世界観を持つ金巻氏の作品の制作過程が海外でも大きな話題となっていましたので紹介します。
この作品、元々は1本の大きな丸太から。作業用機器でおおまかに切断し、小型の模型を元に木に直接ラフデザインを書き込んでいきます。
少女の顔のデッサン
不要な部分をチェーンソーで切り落としながら何度も調整を重ねていき、顔の部分は特に細かな作業となっているようです。
彫刻部を完成させ色を塗る作業に。金巻氏曰く「彫ることで「生命」を刻み、彩ることで「生命」を吹き込みます。」とのこと。
この作品に海外からは「非常に独創的で素晴らしい!」「日本らしいポップな作品だ!」「少女の心情も表現されている」など絶賛の声が上がっています。
気になった方は独特の世界観を持つ金巻氏の作品が見れる展示会の情報をチェックしてみてください!
Facebookページ彫刻家 金巻 芳俊 ー Art survivor ー