謎に包まれた魚「マンボウ」!3億個の卵を産むのも最弱魚の噂も根拠なし!その不思議な魅力に迫る!

2019.7.22


「マンボウ」って名前は知っているけど詳しい生態についてよく分からない…と思ったことはありませんか?

「3億個の卵を産む」とか「体がめちゃくちゃ弱くてすぐ死ぬ」とかインパクトのある噂ばかり聞きますが、果たして本当なのでしょうか?今回はそんな謎に包まれたマンボウの生態に迫ります!

マンボウとは?


まずはマンボウの基本的な情報を調べてみました!

マンボウの生態

まずめちゃくちゃ大きいのが、特徴の一つですね!大きいものだと約300cmほどもあります。

そして生態ついては正直、謎に包まれているものが多いです。ずっと海の表層付近で生きていると思われていましたが、最近の研究で生活圏が深海まで及んでいたことが分かったり、体を海面に対して水平にして浮かんでみたり突然勢いをつけて海面からジャンプしてみたり、そんな謎の行動の理由は諸説ありますがまだよくわかっていません。

また、その泳ぎの遅さからか多くの寄生虫に寄生されているというのは有名な話ですね。

マンボウの生息地

マンボウは、世界中の温帯の海域に広く生息しています。海面近くで日光浴をしている姿がよく目撃されます。

しかし温暖化の影響か、最近では北海道の定置網にもマンボウが入ることが多くなっているそうです。

マンボウの産卵は3億個?


「マンボウは3億個の卵を産む」という噂をよく聞きますが、本当なのでしょうか?

産卵は複数に分け行う

マンボウは1回の産卵で3億個の卵を産むという噂ですがこれかなり怪しいようです!

この噂はとある論文の「マンボウの卵巣に3億個以上の未成熟の卵があることがわかった」という記述からきているのですが、この論文にはどのような方法で3億個以上としたかが明記されておらず、卵巣内には様々な発達段階の卵があったことから、産卵は複数回に分けて行われると考える方が自然みたいです。

以上のことから1度の産卵で3億個の卵を産むという事実は確認されてません!

「3億個中、生き残るのは2匹程度」はウソ!

また、産卵された3億個の卵から生き残るのは2匹という噂もありますが、これに関しても「何匹生き残るかは誰にも分からない」とのこと。

そりゃそうですよね、何匹生き残ったかなんてどうやって計るのか分からないですよね(笑)

これに関しては元となった情報は分かりませんが「オスとメスの計2匹生き残れば種として存続する」という意味が派生したのではないかと言われています。

マンボウ最弱説も真偽不明


ネット上で拡散された「マンボウ最弱説」。実はこれもほとんどが真偽不明なんです。…というかガセばかりだそうです。

ネットで話題となったジャンプで死ぬ

「マンボウは海面からジャンプしてその際に水面にぶつかる衝撃で死ぬ」という噂があります。

この噂も一時期、非常に盛り上がりましたが水族館の飼育員さんによると、マンボウがジャンプして水面にぶつかる衝撃で死ぬことはないそうです。

他にも「直進しかできなくて死ぬ」や「朝の太陽光が強すぎて死ぬ」などの噂もありましたがこれらもガセだそうです。

マンボウは魅力的で不思議な魚


真偽不明な噂がつきまとうマンボウですが、非常に魅力的で不思議な魚なんです!

マンボウに命を救われた人がいる

マンボウに関する信じられないようなお話をご紹介します!

漁師になりたての男性が沿岸から150kmほどの海で、船から転落してしまいます。結局救出されたのは2時間後になるのですが、その男性は奇跡的に生き延びました!

2時間もどのようにして海上で生き延びたのでしょうか?それはなんと、マンボウの背びれにしがみついていたそうです!

しかもその間、マンボウは1度も水中に潜らなかったのだとか。わかっていて助けてくれたのでしょうか?なんだか嘘のような話ですね…。

マンボウの稚魚はかわいい!

出典:wikipedia.org

マンボウの稚魚はとっても可愛いんです!

成魚とはかなり違う形状ですね、なにかトゲトゲがついています。まるで金平糖みたい!(笑)

日光浴も嗜みます

出典:YouTube

謎の行動として先ほど触れましたが、マンボウは日光浴も嗜みます。

海の表層付近まできて、体を海面に対して水平にて浮かびます。この行動の理由は、日光で寄生虫を払うためなどと言われていますが、まだよくわかっていないようです。

ちなみにこのマンボウの姿が太陽のように見えることから、英語で「sunfish」といいます。

深海800mに現れることも

弱いと噂されるマンボウですが、最近の研究ではかなり水深まで行き来していることがわかっています。

深海というと太陽光が届かないため水温が非常に低く、また水圧も高く、かなり過酷な環境です。そんな環境でも生きていられるマンボウは最弱どころかかなり強い生き物ではないでしょうか!?

実はフグの仲間


謎の多いマンボウですがフグの仲間であることがわかっています。よく見ると目が似ている気がしますね!

フグ目マンボウ科マンボウ属

グループ分けをするとフグ目マンボウ科マンボウ属に分類されるそうです。

目はなんとなく似ている気がしますが、体の大きさなどは全然違いますね。

種類は3種類!

マンボウは3種類であることが最近の研究でわかりました!

以前までは、マンボウウシマンボウゴウシュウマンボウの3種だと考えられていました。

しかし、最近の研究で、新種の「カクレマンボウ」が発見されます。このカクレマンボウ、外見だけではマンボウとの区別がつかずDNA解析で初めて違いが分かったそうです!今までマンボウの存在に隠れていたということで“カクレ”マンボウと名付けられたみたいです。

そして、今度はウシマンボウとゴウシュウマンボウが実は同種だったという衝撃の事実が発覚し、ウシマンボウに統一されるようです。

よって現在のマンボウは、マンボウウシマンボウカクレマンボウの3種類です!なんだか頭が混乱しますね(笑)

まとめ


まだまだ謎の多いマンボウですが、知れば知るほどその謎の魅力に惹かれますね!

こんなにも不思議で魅力的な魚をネット上の情報を鵜呑みにして、最弱生物だと決めつけるのはナンセンスです!ぜひ水族館に行き、自分の目で観察してみてはいかがでしょうか。

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出典:Wikipedia(マンボウ) / YouTube(【貴重映像】海面に浮かび日光浴をするマンボウ)

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