「奈良公園にゴミを捨てないで!」死亡したシカの胃から出てきたのは大量のビニール袋だった…

この写真に写っているのは、死亡したシカの胃から出てきたという大量のビニール袋…。奈良の鹿愛護会の公式Twitterはこの写真を投稿しつつ、「奈良公園にゴミを捨てないで!」とTwitterで注意を喚起しています。

奈良公園でのポイ捨てが原因

これだけの数のビニール袋を食べてしまっていたのかと思うと、ゾッとしますよね…。食べ物ではないものがこれだけ(3.2キロ)胃の中に蓄積されたら食べ物が先へ流れていきませんし、体調がおかしくなって当然です。

亡くなったシカはガリガリに痩せてしまい、体重は本来40キロであるところを、わずか30キロ程度だったそうです…。

シカは食べられる物と食べられない物の区別ができません。ビニール袋もそうですし、紙なども食べてしまいますから、人間側が細心の注意を払わないといけませんね。面白がってシカに紙を食べさせたりするのはもってのほかです。

人間が手に持っているものも食べてしまう…

シカが食べてしまうのはそのへんに捨てられているビニール袋などだけではありません。驚くべきことに、人間が手に持っているポリ袋や公園のマップなどを食べてしまう事案も発生しているといいます。

奈良のシカはすべて野生動物で、奈良公園はシカたちにとって大切な生息地です。野生動物でありながらも、街中で暮らしているという点で、世界的に見ても非常に稀有な存在とも言えます。奈良のシカが健康で元気に暮らし続けていけるよう、奈良公園に行かれる際は、ビニール袋をはじめとしたゴミは絶対に捨てないようにしないといけませんね!

また、奈良のシカの保護活動を継続的に支援するための「奈良の鹿愛護会」賛助会員も募集中とのこと。気になる方はこちらも併せてチェックしてみてくださいね。

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出典:一般財団法人奈良の鹿愛護会

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