タヌキとアライグマのそっくり問題を解決!レッサーパンダやハクビシンとの違いも紹介

田舎に行くとたまに見ることができるタヌキ。
アニメや童話でも登場することが多く親しみを覚える人は多いのではないでしょうか?

しかしそんなタヌキですが、アライグマやレッサーパンダ、ハクビシンなどそっくりな動物がたくさん!みなさんはそれらの違いがわかりますか?

今回はそんなそっくりな動物たちの違いを解説していきます!

タヌキとアライグマの見分け方

気になるタヌキとアライグマの見分け方を解説します!

見た目での違い

見た目での違いですが、まずは顔ですね!

アライグマ

写真のようにアライグマの顔には眉間の辺りから上に向かって黒い線のようなものがあります。

また尻尾は長めで縞々の模様があります。

タヌキ

それに対して、タヌキの顔にはそのような線がありません。また、尻尾は短く模様もありません。

また、タヌキの手は犬の足のような形なのに対し、アライグマは人の指のような形であるという違いもあります。これはちょっと分かりづらいですね。

タヌキ

そんなタヌキについて基本的な知識をご紹介します!

タヌキとは

タヌキは動物のグループとして分類すると哺乳綱食肉目イヌ科タヌキ属になります。イヌ科なので犬の仲間と言うことですね、だから手も犬に似ているのかな!?

タヌキは一般的にずんぐりむっくりした体形に見られがちですが、実は長い毛が密生しているだけで手足のながい動物なんだとか。本当はスリムだったんですね!

実はタヌキは日本人にしか馴染みがない?

私たち日本人にとっては非常に馴染み深いタヌキですが、そもそも極東(日本や朝鮮、中国など)にしか生息していない、世界的に見れば珍しい動物だったのです!

主に山の中で暮らしているのですが、日本では都市部でも見られ、昔もよく人里に現れていたそうです。だからこそ昔話やことわざにも多く登場し、私たち日本人にとっては馴染み深い動物になったのですね。

海外の人はタヌキにあまりにも馴染みがないので、タヌキのことを空想上の動物と思っている人も多いそうです(笑)以前FUNDOの記事でもご紹介しているのでぜひご覧ください!

▼ 関連記事 ▼
【海外の反応】「タヌキって日本の昔話に伝わる動物だと思ってた!」タヌキに対する海外の反応が面白い!

アライグマ

タヌキとそっくりなアライグマについても解説します!

アライグマとは

アライグマは分類上では哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属となります!タヌキとは科が違うようですね、それにしてはめちゃくちゃ似ていますね…。

海外ではタヌキよりアライグマの方が親しみがあるようです。エサを取ろうと水の中に手を突っ込んでいる姿が名前の由来なんだとか。

アライグマを飼うと犯罪?

見た目も可愛いアライグマですが、実は飼育するのは犯罪なんです!

野生動物の捕獲、飼育は鳥獣保護法で禁止されているのに加え、アライグマは特定外来生物であるため、外来生物法でも飼育が禁止されています!

アライグマを捕獲、飼育した男性を書類送検したという事例もあります。

その他によく間違えられる動物たち

アライグマ以外にもよくタヌキと間違えられる動物たちがいます。

ハクビシン

食肉目ジャコウネコ科ハクビシン属に分類されるハクビシンは、日本に生息する唯一のジャコウネコ科だそうです。

その名の通り、鼻からおでこにかけて白い線が一本通っています。タヌキと違い鼻もピンク色です。また、尻尾が長く体も全体的にスリムな印象です。

調べてみるとタヌキとはなかなか違いますね!

アナグマ

そして次がアナグマです。日本で見られるものはニホンアナグマで、食肉目イタチ科アナグマ属に分類されます。

少しハクビシンに似ていますが、顔が全体的に白いのと、目の周りの黒い模様が縦に伸びています。体形もハクビシンとは違い、ずんぐりとしています。

日本では昔から、このアナグマとハクビシン、そしてタヌキなどを合わせて貉(ムジナ)と呼んでいました。

レッサーパンダ

最後はレッサーパンダ。哺乳綱食肉目レッサーパンダ科レッサーパンダ属に分類されます。

タヌキとの見た目の違いは分かりやすく、毛の色が栗色で明るいことと、目の上に眉毛のような白い模様があります。

また、レッサーパンダは絶滅危惧種に指定されており、現在では動物園くらいでしか見ることは出来ません。

ジビエ


出典:wikipedia.org

ジビエを、みなさんはご存知でしょうか?

ジビエとは、狩猟によって食材として捕獲された野生の鳥獣のことを言います。

少しかわいそうにも思えますが、野生の動物は増えすぎると人間の農作物を荒らすこともあるので一定の捕獲は大事だそうです。被害数や捕獲数も多いシカやイノシシがジビエとしては有名ですね。

ちなみに今回ご紹介したタヌキやアライグマ、ハクビシンやアナグマもジビエとして食されることがあるそうです。一般に「たぬき汁」として食べられていたのはアナグマだったそうで、アナグマは美味しいらしいです。

それに対しタヌキはとてもまずいという噂を聞きます。勇気ある方は一度食べてみてはどうでしょうか…。

まとめ

曖昧になっていたタヌキやアライグマなどの似た動物の違いがすっきりしましたね!非常に似た動物たちですが、調べてみると分類も結構違っていることもあり面白いですね。

機会があったらジビエにも挑戦してみたいです!

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
出典:Wikipedia(ジビエ)

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事