
2018年4月、ブラジルに出現したレアな虹“ダブルレインボー”をご紹介します!文字通り二重な上、大きな円を描くようにかかっているスケールの大きな虹です。自然がつくり出すものの美しさには、ただただ驚かされます。
目次
一体どういうこと!?
虹自体も不思議な現象ですが、それが二重になっているというのはさらに珍しい現象ですよね。色がくっきりと出ている方が「主虹」と言われ、外側のうすく見える方が「副虹」と言われています。
出典:YouTube
上記の写真だとうっすらとし過ぎていて分かりにくいでしょうか!?下記の写真だと分かりやすいと思います。とても不思議ですが、虹は多ければ多いほど、美しいですし見ごたえがありますよね。
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なぜ副虹はできるのか?
それでは、なぜ副虹はできるのでしょうか。副虹ができる時というのは、虹に光の量が十分にある時のようです。光の量が多いと粒内での反射の回数が通常よりも1回多くなり、副虹が作られるそうです。
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大きな円を描く虹
それでは、なぜ虹が大きな円を描くように見えるのでしょうか!?
一般的に虹が半円形に見えるのは、通常は円形の下半分が大地にかかり、屈折を起こす水滴が存在しないためとされています。つまり、高所から虹を眺めた時は足元より下方向にも水滴群が存在するため、円形に近い虹が見えるのです。
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こちらは、アルゼンチンで天気の情報を伝えている「Red Climatica Mundial」のFacebook。あまりの虹の鮮やかさ、レアな形状に多くの反響が寄せられています。
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その時々の気象条件や見る位置によって、様々な虹が見られるということになりますね。
普段の暮らしで虹を見る機会はそうそうないとは思いますが、虹が出た時に近くに高い建物があれば、上の方から見てみるのも面白そうですね。虹が大きな円を描いている様が見られるかもしれません!
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出典:YouTube(Have you ever seen a full Rainbow?) / Facebook(@RedClimáticaMundial)