猫?それともマングース?マダガスカル最大の肉食獣「フォッサ」について調べてみた

2019.10.6


フォッサは第七の大陸ともいわれる巨大な島、マダガスカル島で最大種の肉食動物であり、マダガスカル島の生態系の頂点に立つ生き物です。

マングースの仲間とされていますが、外見や特徴的には猫の仲間に思える生き物ですので、その不思議な生態や特徴をご紹介します。



フォッサの生息域と生態


フォッサはマダガスカル島最大の肉食動物とはいっても決して大型な生き物ではなく、体長が60~80cm、体重も多くて12kgと猫よりも大きい程度の体格の生き物です。

フォッサの生息域


フォッサが分布しているのはアフリカ大陸の東、インド洋上にあるマダガスカル島です。日本の2倍ほどの面積を誇るこのマダガスカル島の標高1500m以下の熱帯雨林に生息しています。

熱帯雨林の木々の上で生活をする樹上棲ですが、地表で活動することもあります。

フォッサの生態


フォッサは夜行性で、日中は木の股や洞窟の中で体を休めていますが、早朝や夕暮れに活発に行動していることも確認されています。また、日中に活動していることがあるのも確認されています。

短めの四肢、細身で長い胴をしており、小さめの頭部をしています。体毛は短く柔らかい毛質で、赤褐色もしくは暗褐色をしています。

フォッサの食性


肉食性のフォッサは島の中にいる動物を捕食しています。特に島中に100種いるとも考えられているキツネザルを好んで捕食しているそうです。他にもげっ歯類やイノシシも捕食します。

また、樹上性のため同じく木にいる昆虫や鳥類、爬虫類まで食します。

通常単独で行動するフォッサですが、キツネザルを襲う際には複数頭で協力し合うこともあります。




フォッサの特徴


フォッサは外見から最初はピューマなどのネコ科の仲間と考えられていました。しかしその後の研究でネコ科では無いとされるとジャコウネコ科に分類されました。しかしさらにそこから分類が進み、現在では独立した マダガスカルマングース科に分類されています。

猫に似た特徴


マングースの仲間であるフォッサですが、一度はネコ科の仲間と考えられたほど猫に似た特徴を持っています。

猫のようなフォッサの爪


フォッサは猫に似て、爪をひっこめることができます。しかし、猫のように完全に爪をひっこめることはできません。

猫のようなフォッサの牙


フォッサの牙はマングースの歯よりも猫のそれに近く、鋭い歯を持っています。

フォッサの長い尾


フォッサは体長が60~80cmなのに対して65~90cmという体長よりも長い尾を持っています。この尾をうまく使うことで木々の間の素早い移動を可能にしています。

便利な屁


フォッサは肛門周辺の臭腺が発達した生き物です。学名の「Cryptoprocta ferox Bennett」に含まれている「Cryptoprocta」は古代ギリシア語で「隠れた肛門」を意味します。実際に発達した臭腺によりフォッサの肛門は隠れてしまっているそうです。この臭腺は縄張りを主張するマーキングや、危険時や驚いた時に臭いを出して用います。

日本にもフォッサはいる


マダガスカル島では食物連鎖の頂点に立つフォッサですが、人類による熱帯雨林など生息域が開発されてしまい、現在は絶滅の危機に瀕している生き物です。希少な生き物であるフォッサですが、現在日本での飼育もされています。

上野動物園にいるフォッサ


2019年8月現在、上野動物園ではオスのフォッサが一頭飼育されています。日本にいるただ一頭のフォッサという希少な存在になります。


まとめ


マダガスカル島の生態系の頂点に立つフォッサは、マングースの仲間ながら猫に似た特徴を持つ不思議な生き物です。生息地の縮小によりその数を減らしているフォッサはまだ日本でも見ることができますので、希少なフォッサにぜひ会いに行ってみませんか?

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出典:Twitter(@UenoZooGardens)

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