最小の肉食獣イイズナ!夏は茶色、冬は真っ白な体がかわいい!凶暴だけど・・

2019.10.15


イイズナはイタチ科の中でも小さい種のかわいらしい姿をした生き物です。特に真っ白な毛に変わる冬の姿がかわいいと人気です。しかし、イイズナには獰猛な性格という二面性があります。

今回はかわいくとも凶暴なところが魅力的な「イイズナ」をご紹介します。



イイズナの生息域と生態

出典:wikipedia.org

イイズナの生息域


イイズナは北アメリカ大陸、ユーラシア大陸中部から北部、北アフリカ、日本といった広い範囲に分布しています。日本には北東北の青森県、岩手県、秋田県にニホンイイズナ、北海道にはキタイイズナという種類のイイズナが生息しています。

森林や平野、田畑など広域に渡りますが、特にキタイイズナの場合は平野部から高山地帯、海岸部にまで生息しています。

イイズナの生態


イイズナはネズミを主な捕食対象としているため広域に生息しています。体長は大きい種でも25cm程度、ニホンイイズナとキタイイズナの15~20cmほどの小さく細い体は、ネズミの巣穴に侵入するのに適した体型となっています。

4から8月にかけてが繁殖期で、多い場合だと2回の出産をします。一度の出産で4~6匹産み、メスだけで子育てをします。

夏毛と冬毛では色も違い、夏毛が背側が茶色、腹側が白の毛なのに対して、冬毛になるとイイズナは全身が真っ白の毛に覆われます。




かわいいイイズナは凶暴な性格!

出典:wikipedia.org

相手の大きさなんて気にしないで突っ込んでいく凶暴さ


ネズミの巣に侵入して捕食する他に、イイズナは魚やカエルなどの両生類、昆虫やミミズ、小鳥を捕食します。しかし毎日自分の体重の半分以上の量を食事として必要とするイイズナは、獲物に対して執着心の強い生き物です。そのためか、自身より大きい生き物に対してもどん欲に襲っていきます。小さな体を活かした俊敏な動きで獲物を追い詰めて捕食します。

しかし、相手が誰であろうと見境いなく襲う為、相手も肉食だったので返り討ちになり捕食されてしまう、というイイズナの気が強い性格が仇になることもあるそうです。

凶暴な性格をしているイタチ科の仲間たち


イイズナの凶暴性は、イタチ科の生き物の特徴でもあります。イイズナ以外にもイタチ科で凶暴で気の強い仲間たちをご紹介しましょう。

世界一怖いもの知らずの動物、ラーテル

出典:wikipedia.org

インドやアラビア半島の西アジア、サハラ砂漠以南のアフリカに生息するラーテルは、頭部から背中に非常に分厚くゴムのような固く弾力性の高い皮膚に覆われています。

非常に高い防御力のある皮膚があるので、ラーテルは攻撃に専念できます。防御を気にする必要のないラーテルはウマやスイギュウといった大型草食動物を襲うほかに、縄張りに入ってきたライオンに対しても立ち向かいます。

小さな悪魔クズリ

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クズリはクロアナグマとも呼ばれるクマに似た体格をしており、北アメリカ大陸、スウェーデンやノルウェー、フィンランドなどの北欧や、ロシア、モンゴル、中国北部に生息しています。

大型の獲物を狙う場合は樹上から飛びかかって奇襲をし、強靭なあごで延髄や脊髄といった急所を一撃で破壊します。飼育下のクズリはホッキョクグマを殺傷したという記録があることから、いかにクズリの攻撃力が高いかが分かります。

イイズナは妖怪?

出典:wikipedia.org

飯綱


イイズナは日本では昔から妖怪の一種として考えられていました。「飯綱(いづな、いいずな)」「管狐(くだぎつね)」とよばれ、人に取り憑くことで精気を吸い取り祟る力を持っていると信じられていました。また、し役する人間により占術や予言、憑き物が行われていたといいます。

まとめ


イイズナのネズミの巣を襲うのに適した小さな体型をしているため「最小の肉食獣」といわれています。冬になると雪上に隠れたようにいるその姿はとてもかわいらしいですが、獰猛な性格をしていますので見かけても安易に近付かないように注意して観察したいですね。

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出典:wikipedia.org(Least weasel) / wikipedia.org(ラーテル) / wikipedia.org(Wolverine)

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