世の中に車椅子を必要とされている方々はたくさんいらっしゃいます。もっとラクに、もっと便利に生活したいと思うのは多くの人にとって共通の願いです。
今回Twitterで話題になっているのは、視線入力だけで立ちあがって走れて、寝ても走れる画期的な車椅子。閉ざされていた未来がパッと明るくなる!そんな素晴らしい発明品をご紹介します!
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未来の寝たきりは自分の意思で歩き回るのだ!
投稿されたのは、分身ロボット「OriHime」や、視線や指先で意思を伝える「OriHime eye」などを開発するオリィ研究所の創設者・吉藤健太朗さん。
こちらが反響を呼んでいる車椅子の動作を撮影した動画です。
たぶん人類初!
視線入力だけで変形して立ちあがって走れて、寝て走れる、最強の車椅子を作ったぞ!直立時の身長は普通に立つよりも高い。
未来の寝たきりは自分の意思で歩き回るのだ。#orihimeeye #HCR2019 pic.twitter.com/7jEPACOGKj— 吉藤オリィ@分身ロボットカフェ開発中 (@origamicat) 2019年9月27日
車椅子に乗って実践されているのが吉藤さんご本人。視線入力だけでこの動作ができることがスゴイですよね!
この車椅子だと、寝たきりだった方が、これまでできなかったことを実現できそうですよね。吉藤さんのツイートは続きます。
宣伝!
視線入力などで分身ロボットOriHimeを操作し、ALSやSMA等の患者さんらが全国の自宅から働くカフェプロジェクトの公開実験、10月7日~23日まで、大手町で開催!
参加チケット販売、研究費のクラウドファンディング終了まで、あと4時間!!https://t.co/x4ri2vURtl— 吉藤オリィ@分身ロボットカフェ開発中 (@origamicat) 2019年9月27日
吉藤さんは、こうした車椅子を開発されるだけではなく、クラウドファンディングを活用しながら積極的にイベントを展開されるなど様々な取り組みを推進しています。
たとえ難病や高齢で寝たきりになっても
周囲の人とスムーズに会話でき、
PCが自由に動かせて、
OriHimeで遠くのイベントに参加でき、
分身ロボットカフェ等で仲間と働けて、
作家にも画家にも政治家にも成れて、
自分の体も自分で動かせる。我々人類はそんな未来を目指すぞhttps://t.co/CCLb7eRbq9
— 吉藤オリィ@分身ロボットカフェ開発中 (@origamicat) 2019年9月27日
このようなロボットが世間に実際に浸透していけば、これからますます超高齢化社会になると想定されている昨今、多くの人にとって人生がより楽しく充実したものになるのではないでしょうか。
より快適なものとするために、常に試行錯誤を繰り返しているそうです。
視線入力の車椅子は色々とシリーズを開発してる。
座位を取れない人や、自分の身体に合わせたシートから乗り移りができない人には、車椅子やストレッチャーごと乗って簡単に運転体験ができる視線入力車椅子も8月に開発した。人生初めて自分で向きを変えたり、移動する事ができたSMA1型の少女 pic.twitter.com/f2qvQkIdgn
— 吉藤オリィ@分身ロボットカフェ開発中 (@origamicat) 2019年9月27日
こちらは、ALSの患者さんが同社の視線入力システムで描かれたという作品。想像以上の素敵な仕上がりに驚きです。
「視線入力で車椅子操作できるの凄い!」という意見を貰っていますが、この絵は全てALS患者さんがうちの視線入力システムで目だけで描いた作品#OriHimeeye 国際特許申請中の入力方式の意思伝達装置で、簡単かつ細かな操作が可能。3年前から全国の患者さんに提供していますhttps://t.co/O2d0CqSTKJ pic.twitter.com/8cjtEjy4RI
— 吉藤オリィ@分身ロボットカフェ開発中 (@origamicat) 2019年9月27日
ちなみに、以前に吉藤さんは「将来、人は自分の身体を自分で介護できるようになりますよ」と発言した際に誰も信じてもらえなかったとのこと。
6年前、患者会で「将来、人は自分の身体を自分で介護できるようになりますよ」と説明したのだが誰にも信じてもらえなかった
今なら、もう少し信じてもらえる
不可能が可能になる速度を上げていこうhttps://t.co/zWFPPNAcwl— 吉藤オリィ@分身ロボットカフェ開発中 (@origamicat) 2019年9月28日
それでも不可能なことはないとチャレンジし続ける姿勢は尊敬に値します。そしてすべての発明は最初は誰もが無理だと思うところから始まります。可能性を信じて取り組むマインド、行動力には頭が下がりますね。
未来に希望を抱く声など多くの反響
今回の動画をみて、実際に身近な方が車椅子で生活しているという方、未来に希望を抱いたという方など多くの反響が寄せられていました。
脳性麻痺で車椅子生活をしている娘がいます。
すごく、希望が持てました!
素敵です!— ぷー (@2UGhBjsN0ycrE7g) 2019年9月27日
スゴイ、スゴすぎる!
大量生産によるコスト減で価格が抑えられることと、ちゃんと認可されて、必要とされる方の多くが自分の意思で、外の世界へ自由に出られる機会が増す事を願います。子供の頃に思い描いた『未来』と重なってるよ。?— こととか ? (@ukelele4129) 2019年9月27日
実際に試用されて
これからも改良されていく
のでしょうが立位は保持出来るのでしょうか?
ずっと寝たきりだった方にすれば
初めて見る景色が
広がるのでしょうね— mie (@JnzAWLYuj03WDyT) 2019年9月27日
スゲェ・・・
寝たきりという言葉が消えるのはそんなに遠くないのかも?— starplatinum965 (@starplatinum965) 2019年9月27日
誰もが向き合う問題に果敢に挑戦
障害や孤独、老い・・誰にでも起こりうることですよね。そんな問題に分身ロボットや車椅子など様々な発明・開発を通じて果敢に挑戦し続ける吉藤さんの考えや姿勢は素晴らしいと思います。
今回公開された車椅子も、これから実際に多くの方々が利用されることを想定して様々な試用・改善が進んでいくと思います。多くの人々に希望を与える吉藤さんの取り組みには今後も要注目ですね!
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出典:Twitter(@origamicat)