山菜狩りの定番「ぜんまい」と「わらび」を迷わず見分ける!意外な豆知識も紹介

2019.10.3


山菜狩りの時期の定番と言えば、ぜんまいとわらびですよね。ただ、これらの山菜を正しく見分けられるという人はそんなに多くないのではないでしょうか?ぜんまい、わらびだけではなくこごみなど似ている山菜も多く、人によっては「どこが違うの?」と迷ってしまうことも。

そこでここでは山菜の定番であるぜんまいとわらびの違いをご紹介し、迷わず見分ける方法を解説します。合わせて意外な豆知識も紹介するので、山菜採りに出かける前にチェック!



「ぜんまい」と「わらび」の違い


ぜんまいとわらびは一見するととても似ていて違いもないように思いますが、よく観察すると違いもわかります。ここからは見た目の違いや採取できる場所の違い、旬の違いについても解説します。

見た目の違い


ここからは見た目の違いを紹介します。

ぜんまい


ぜんまいの見た目はアンモナイトのような渦巻き状の芽が1つあるのが特徴です。ぐるぐると渦巻き状に先端が丸まっているため、一目で判断することができます。

色は深い緑色か茶色のものがあり、毛が生えているものもあります。薄い毛は触ると柔らかいですが、すぐに抜けてしまうので触れる際には軍手などがあると良いです。

わらび


わらびの見た目は人間のグーのような小さな芽が3つあるのが特徴となっています。形状は渦巻き状に近いですが、先端が3つの方向に分かれているため、判断しやすいです。

また、色は緑色と紫色のものがあります。美味しいのはどちらかというと多くの人は紫色の方だと答えますね。

採取できる場所の違い


ここからは採取できる場所の違いを紹介します。

ぜんまい


ぜんまいは日陰で湿気に満ちた場所に生えていることが多いです。岩や木によって影になっているところを探すと見つけられることが多いですね。

わらび


わらびは日当たりが良くて乾燥した場所に生えています。太陽を浴びることで急激に成長するため、見つけやすいです。まずは光が当たる開けた場所を探すのがコツですね。

旬が少し違う


ここからは旬の違いについて紹介します。

ぜんまい(3月~6月頃)


ぜんまいの旬は3月中旬~6月上旬までとなっており、春の終わりから夏の始まり頃に一気に成長します。

わらび(4月~6月頃)


わらびの旬は4月中旬~6月上旬までであり、暖かくなってくる初夏に多く採取できます。




似たような山菜こごみ


ぜんまいとわらびはとても似ていて間違うことも多いですが、その他にもこごみという植物がそっくりだったりします。そこで、ここからはこごみの特徴についてご紹介します。

わらびやぜんまいより簡単に採取可能


こごみはぜんまいやわらびよりも茎に小さな葉が密集しているのが特徴で、開いてくるとシダ科植物特有の葉になります。その葉は鮮やかな緑色か黄緑色のことがほとんど。旬は3月上旬~5月上旬までとなっているので、ぜんまいやわらびの時期とも被っているからこそ間違いやすいです。

ただ、こごみは水が流れている場所に多く生息するものなので、その他のものとはまた違ったところに生えています。ぜんまいやわらびは比較的少数だったり単体だったりすることが多いですが、こごみは密集しています。そのため、他の山菜よりも簡単にたくさん採取できるのが特徴です。

下処理なしで調理は簡単


こごみはあくが少ないので、下処理なしで調理も簡単です。渋さがそこまでないので、他のぜんまいやわらびに比べると食べやすくておすすめできます。

「ぜんまい」「わらび」は下処理しないと食べられないよ!


ぜんまいやわらびは下処理しないと食べられません。ここからはそれぞれ調理の際に知っておきたいことを解説します。

ぜんまいはアクが強い


ぜんまいはアク抜きと揉んで乾燥させることを繰り返す必要があります。そうしないと強いあくが抜けず、不十分だと渋さを感じてしまうことがあります。

また、アク抜き後はすぐには食べられないので、そこは調理にも時間がかかってしまいます。少し癖のある山菜と言われるのは、そういう点にあるのです。

わらびは毒もあるのでアク抜き必須!


わらびもアク抜き必須です。なぜアク抜きが必要なのかと言えば、それはプタキロサイドという微量の発がん物質を含んでいるためです。これは身体にとって毒です。

ただ、アク抜き後はすぐに食べられるので、そこは問題ありません。日本では煮物に入れたり味噌汁に入れたり、食べ方もアレンジ次第で無限大ですね。

「ぜんまい」「わらび」の豆知識


ぜんまいやわらびには知っておきたいことも多々あります。ここからは、それらの豆知識を紹介します。

わらび中毒に注意


わらび中毒というものを知っているでしょうか。これは牛や馬や羊などの家畜に発生する中毒であり、わらびを食べすぎてしまうことで発症します。

1960年代に報告され、急性わらび中毒症として発見されました。症状としては白血球や血小板の減少や出血などの骨髄障害、慢性血尿症などがあり、家畜被害大きいです。

わらび餅との関連


わらび餅はわらびの根から抽出されたでんぷんのわらび粉を原料として使用されていたことから名付けられました。和菓子の定番ですが、実はもともとわらびからできていたのです。

ゼンマイ仕掛けのぜんまい


ゼンマイ仕掛けという言葉がありますが、これはゼンマイバネの形が山菜のゼンマイに似てたからゼンマイバネと名付けられました。ゼンマイ仕掛けの時計やゼンマイ仕掛けのカラクリなども同様ですね。

ぜんまい綿


ぜんまいの綿部分の繊維で作るものを、ぜんまい綿と呼びます。あまり知られていませんが、これは柔らかく優しい自然色を持ち、意外にも高価なのが特徴です。

まとめ


ぜんまいとわらび、さらにはこごみなど山菜には似ているものも多いです。しかし、それぞれ違いもあるため、山菜狩りに出かける際には知っておくと良いかもしれませんね。

どれも食べられるものなので、山菜採りでは重宝します。ぜひ、ここで紹介した豆知識も頭の片隅に入れておいてください。

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