
ある日イタリア料理店に行った時、パスタを運んできたイタリア人らしき店員さんに「ボナペティート」と言われました。
みなさんはこの「ボナペティート」や「ボナペティ」の意味はわかりますか?イタリアやフランスで食事の際に使われるこの言葉の意味や使い方を解説していきたいと思います。
目次
ボナペティートはどんな意味?
さて、「ボナペティート」とは一体どのような意味なのでしょうか。正解は日本語で「召し上がれ」に近い意味で使われます。
日本語の召し上がれとは若干ニュアンスは異なりますが、「良い食事を」というようなニュアンスになります。
「いただきます」がない。
日本では、食事の時のあいさつとしては「いただきます」ですよね?しかし、日本以外の諸外国では「いただきます」にあたる言葉がないという国が多いのです。
その為、決まった言葉のある日本人は、食事の際に多様な挨拶のある諸外国の言葉に戸惑ってしまう事もあるかもしれませんね。
フランスでもイタリアでも使う
ボナペティートはフランスでもイタリアでも使われている言葉です。では実際どのように使われているのでしょうか。
フランス語「bon appétit」ボナペティ
フランス語では、「bon appétit」と書きます。意味は、
bon=良い
appétit=食欲
となっています。直訳すると、「良い食欲」となってしまいますが、意味としては「召し上がれ」になります。
イタリア語「Bon Appetit」ボナペティート
イタリア語では「Bon Appetit」と書きます。ほぼフランス語と一緒ですね。意味もフランス語同様、
Bon=良い
Appetit=食欲
となり、こちらも「召し上がれ」の意味で使われます。
どう返事すればいいのか?
「ボナペティート」と言われた場合は「ありがとう」と返しましょう。フランス語だったらメルシー(Merci)やメルシーボク(Merci bouque)、イタリア語だとグラッツェ(Grazie)といったところでしょうか。
英語でサンキュー(Thank you)と言っても良いですね。日本語でありがとうやいただきますと答えるのもいいと思いますよ!美味しいという意味のセボン(C'est bon)やボーノ(Buono)を付け加えてあげるのもOK!
ちなみにボナペティートは日常で普通に飛び交う言葉で、ご飯を提供するときだけでなく、ご飯を食べている友達などに向かって言ったり、お昼前の挨拶として使われることも多いそうですよ。
ボナペティートは英語圏でも通じる
ボナペティートという言葉は、世界的に広く認知されているので、今や英語圏でも通じる言葉です。声を掛けるほうもかけられる方も嬉しくなる言葉ですから、海外へ行く際は隣のテーブルの人なんかに使ってみると仲良くなれるかもしれませんよ。
まとめ
ボナペティートの意味、使い方を解説してまいりましたがいかがでしたか?
イタリアやフランスに行った際はもちろん、英語圏や日本のイタリア料理屋さんなんかでも使ってみると、人間の輪が広がりそうですね。そして「ボナペティート」と声をかけられたら、必ず「ありがとう」の気持ちを伝えましょう。