人生はいつどこで何が起こるか分からないとはよく言われますが、今回アメリカで起こった出来事はまさにアメリカン・ドリーム!
ホームレスの女性の美声が警察官の目にとまり、SNSに投稿されたことから全てが始まりました。
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地下鉄に響き渡る美声
女性とは、ロシアで育ち、その後アメリカへ移住してきたというエミリー・ザモウルカさん(52歳)。元々バイオリニストでしたが、大切なバイオリンを盗まれてしまったことをきっかけに生計が苦しくなり、その後は住む場所も失ってしまったといいます。
それでも音楽が好きだったというエミリーさん。プロの歌手になることも夢だったというエミリーさんは、音楽学校などには行けなかったこともあり歌の訓練は受けていませんでしたが、その想いをぶつけるかのように歌い続けました。
こちらはエミリーさんが、米ロサンゼルスのとある地下鉄の駅で歌う様子を撮影した動画。地元の警察官が「ロサンゼルスを故郷だと思っている人は400万人います。そして、400万人分の物語があり、400万人の声がああります。時に立ち止まれば、美しい声を聞くことができます」とコメントを添え、投稿しています。
4 million people call LA home. 4 million stories. 4 million voices...sometimes you just have to stop and listen to one, to hear something beautiful. pic.twitter.com/VzlmA0c6jX
— LAPD HQ (@LAPDHQ) 2019年9月27日
いかがでしたでしょうか。とても美しく心を振るわされる歌声ですよね。
この動画は瞬く間に拡散され、様々なメディアでも取り上げられることに。その後、ライブイベントへの出演オファーが寄せられるなど、エミリーさんの人生は大きく変わりつつあるといいます。
SNS時代ならではのアメリカン・ドリーム
エミリーさんの歌っている姿を撮影して投稿した警察官。地下鉄のホームに大きな声が響き渡っている時、エミリーさんを注意するのではなく、その歌声をまず動画におさめようという気持ちが素敵ですよね。
SNSのはかりしれない影響力をまざまざと見せつけられましたし、何よりも、歌手になりたいという気持ちを強く持ち続けてあきらめていなかったエミリーさんが凄いと思います。
本当にプロの歌手として活躍する日が、近い将来に訪れるかもしれませんね!
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出典:Twitter(@LAPDHQ)