
みなさんは「シャビー」という言葉を知っているでしょうか。
比較的近年、SNSで使われるようになったおしゃれにまつわる言葉となっています。
ここでは、このSNSなどで使われているおしゃれワード「シャビー」について見ていきましょう。
目次
シャビー(Shabby)

シャビーという言葉は、英語の「shabby」から北言葉です。
日本で使われるようになったのは、ここ最近のこと。
使われているのはSNSを中心にまだまだ一部ということもあって、世間に浸透している言葉とは言い切れないかもしれません。
単体の意味はあまりいい意味ではない
シャビーという言葉単体では、実はあまり良い意味がありません。
なにせその意味のひとつは「みすぼらしい」なのですから・・・。
ここだけ見ると「全然おしゃれじゃない・・・」なんて思った人も少なくないはず。
他には、「粗末な」「ケチな」という意味ということもあって、海外での印象はそこまで良くありません。
非常にネガティブですが、「汚らしい」「卑しい」という意味で使用されることもあるので、あまり人に対して用いるのは良くない表現のように思われます。
しかし、近年ではその意味合いも変わってきており、利用する状況によってはおしゃれワードにパワーアップするのです。
インテリア界隈で使われる用語「シャビー」

シャビーは、使い込まれたインテリアや味のあるインテリアのこと、という使われ方をされる用になってきました。
特にナチュラルでカントリーな家具に使われることが多いです。
SNS界隈ではおしゃれな家具や素敵な家具という意味で使われることもあります。
転じて、おしゃれなものすべてを対象として使うという人も出てきています。
古いのにどこか心を奪われるような家具やものということになります。
シャビーシック
英語のシャビーはネガティブな意味の言葉ですが、そこに「上品な」「垢抜けた」という意味のシックをかけ合わせた「シャビーシック」という表現があります。
このシャビーシックは、古さも感じさせるのに品のある雰囲気を指しています。
悪い意味を感じさせない言い回しとなっています。
アンティークやブロカントとは厳密には違い、現代のものにも多く使われます。
ちなみにアンティークは100年以上前のもの、ブロカントはガラクタやジャンク品などを意味する言葉です。
レイチェル アシュウェル
インテリア用語としてのシャビーシックは、レイチェル・アシュウエルというイギリス生まれの女性が広げた言葉だと言われています。
彼女はアメリカでインテリアブランド「SHABBY CHIC」を立ち上げ、プロデュースからデザインまで手掛けた人物です。
人気の氷菓はシャビィ

シャビーという言葉を聞いて、人によっては「シャビィと言えば夏になるとコンビニでも見かける氷菓」を連想した人もいるかも知れません。しかし、そちらとは関係がありません。
シャビィはアイスクリーム専業メーカーの赤城乳業が販売するアイス。
スライスレモンの他、オレンジの製品もありますよ。
「#シャビーシック」でおしゃれな写真がたくさん

SNSには「#シャビー「や「#シャビーシック」といったハッシュタグが付けられた投稿が多く見られます。
近年ではインテリアにまつわるワードとして定着しつつある言葉だということが窺えますね!
まとめ
シャビーもしくはシャビーシックは、インテリアを中心にしたおしゃれにまつわる用語です。
味のあるインテリアや使い古されているのだけれど、その中に上品さと落ち着いた雰囲気を感じるといったニュアンスで用いられます。