「冷たい」の語源は爪が痛い!その由来はかなり古かった!

2019.7.6


日頃から何気なく使っている、「冷たい」という言葉。その語源をご存知ですか?「冷たい」の由来を調べてみると、なんと平安時代にまでさかのぼってしまうんです!

「冷たい」の語源は「爪が痛い」『枕草子』ではもう使われている?「冷たい」という言葉の知られざる事実に迫ってみましょう!

「冷たい」の語源は何が由来?


「爪が痛い」さまから

「冷たい」の語源は、「爪が痛い」からきているという説が有力とされています。

もともとは平安時代よりも前の時代に、寒さによって指先や足先の爪やつま先が痛く感じることから、「痛いくらい寒い」ことの形容として使われるようになった言葉なのだそうです。

つめいたし→つめたし→冷たい

当時、「爪痛し(つめいたし)」という言い回しで使われていたものが、「つめたし」と徐々に変化していったのだそうです。そこから転じて、「冷たい」と言われるようになったそうです。

元々は「とても寒い」ことを言い表す言葉でしたが、時代が進むにつれて触れたものの温度を表す言葉に変化していったそうです。

人の態度・言葉などに使う「冷たい」は?


こちらも同じ語源が由来

「〇〇さんの態度が冷たい」など、人の態度や言葉などに対しても「冷たい」という言い回しを使うことがあります。

これも元々の「冷たい」と同様の語源からきている言葉だという説が有力。最初は気温や触れたものの温度を表す言葉でしたが、転じて人の態度や性格などに対しても「冷たい」と言うようになりました。

現在と同じ比喩表現から

「冷たい」は、ものの温度の低さから、人の態度が冷淡であることにも古来から使われていたという説もあります。つまり、現在と同じ比喩表現だった、という説です。

元々は“つべたまし“

人の態度や言葉を「冷たい」と表現する場合、元々は「つまべたし」と言っていた、という説もあります。実際、『源氏物語』などでも眼差しが冷たいことを「つまべたし」と言い表しています。

この「つまべたし」も語源はものや気温の温度を指す「つめたし」だったそうなので、由来はほとんど一緒みたいですね。

「冷たい」の歴史は古く枕草子でも使われている?


枕草子ではすでに「冷たい」が使われている!

「冷たい」という言葉は、実は『枕草子』で既に使われています。137段に、このような1節があります。

「寒く冴えこほりて、打ちたる衣(きぬ)もつめたう、扇持ちたる手も冷ゆるともおぼえず。」(「寒くて凍るような感じだが、打ち衣も冷たく、扇を持っている手が冷えているのにも気づかない。」)

出典:esdiscovery.jp

「つめたきころ」という言い回しも

枕草子の文面には、「つめたきころ」という言い回しもあります。

「いとつめたきころなれば、さし出でさせ給へる御手のはつかに見ゆるが~」(「とても寒い頃なので、差し出した袖からお手がちょっと見えるのが~ 」)

出典:esdiscovery.jp

179段にあるこの1節で使われている「つめたきころ」という言い回しは、「寒い頃」という意味。このころはまだ気温にも「つめたき」が使われていたことがよくわかりますね。

「冷たい」の語源はかなり古い!


清少納言に「冷たい」は多分通じる!

「冷たい」の語源「つめたし」は、『枕草子』で既に使われていた言葉だったんですね。清少納言に「冷たい」と言っても、多分通じるはず。

気温に対しても使われていた、という点で現在とは少し違いますが、日本語って意外と変化していないものなんですね。

「つめいたし」はもっと前で1,000年くらい前

「つめいたし」に関しては、もっと昔から、1000年くらい前から使われている言葉です。今も昔も、人の態度や言葉に対して「冷たい」と感じる感覚が日本人にはあったんですね。

まとめ


「冷たい」の語源の由来、おわかりになりましたか?なんと、『枕草子』の時代から使われている言葉なんだそうです。

そんな時代から伝わっている言葉を現代に生きる私たちも使っているなんて、なんだか誇らしいですね!

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出典:esdiscovery.jp

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