有名なイギリスの奇祭「チーズころがし祭り」が面白い!ルールや歴史について紐解いていく!

皆さんは「チーズ転がし祭り」というお祭りをご存知ですか?

丘の上からチーズを転がしてそれを追いかけるというこちらのお祭り、世界には様々なお祭りがありますが、この「チーズ転がし祭り」はかなり変わった部類に入るのではないでしょうか。

そこで今回はこの「チーズ転がし祭り」にスポットを当てていきたいと思います。

チーズころがし祭りとは?


出典:YouTube

チーズ転がし祭りは、「チーズローリング」と呼ばれるもので、イギリス・イングランドのコッツウォルズで毎年スプリングバンクホリデーと呼ばれる毎年5月の最終月曜日に行われるお祭りです。

丘の上から丸いチーズを転がし、人々はそれを追いかけ、一番最初にゴールラインを超えた人が勝者となります。うーん、変わったお祭りだ…まさに「イギリスの奇祭」というにふさわしいお祭りですね。

ちなみにこちらの「チーズ転がし祭り」、2007年にタレントの宮川大輔さんが日本テレビ系列バラエティ番組「世界の果てまでイッテQ!」の企画で参加し、日本人として初の2位入賞の快挙を成し遂げ、日本でも一躍有名になりました。

チーズころがし祭りのルール


出典:YouTube

チーズ転がしのルールは至って簡単です。丘の上から円形のチーズを転がし、参加者がそれを追いかけながら坂を下ります。そして、ふもとにあるゴールの線を最初に越えた人が優勝者となるのです。

ちなみに転がっているチーズの時速は100kmを超えるため、人の足では追いつくことはまず無理でしょう。

レースは全5回

チーズ転がしは、1日で計5回行われ、一度に走れる人は20名、うち1回は女性のみの参加になります。そしてレースとレースの合間には、丘を駆け上がるレースも行われます。回数は3回で、子供の部、男性の部、女性の部の順番に行われます。

ちなみに転がしているチーズは筒形に成形されているハードタイプのチーズ「ダブルグロスターチーズ」です。このチーズを提供しているのは地元のチーズ製造業者ダイアナ・スマートで、1988年からチーズ転がし祭りにチーズを提供しているんですって。

チーズ転がし祭りの歴史


出典:YouTube

チーズ転がしが行われるイングランド西部の町グロスターの歴史書に、チーズ転がしの名前が初めて出てきたのが1826年です。200年近くも前から続く伝統的お祭りだったんですね。

しかしその歴史書には「伝統行事」という形で載っていたので、実際の起源は古代ローマ時代までさかのぼると考えている人もいるようです。

起源は諸説あるようで、土地の所有者が、自分の土地の権利を公示するため、土地の境界線を決めるために行われた説や、豊作を願う儀式説などが有力とされています。

日本人が1位になったことがある?


出典:YouTube

冒頭で2007年にタレントの宮川大輔さんが2位になったことをお伝えしましたが、実は日本人で1位になった人がいるんです。

なんと2013年に田中智彰さんが忍者姿で参加し、見事優勝!チーズ転がし祭りの歴史に新たな一ページが刻まれました。

まとめ


出典:YouTube

いかがでしたか?イギリスで行われている伝統的なお祭り「チーズ転がし祭り」について書いてまいりました。

200年、いやそれ以上続いているお祭りというのにも驚きましたし、日本人が優勝しているというのにもびっくり!嬉しい気持ちになってしまいました。興味のある方は、5月最終週の月曜日を狙ってみてはいかがでしょうか。日本人2人目の優勝、期待しています!

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出典:YouTube(The World's Craziest Competition: Gloucestershire Cheese Rolling at Cooper's Hill | Quirky Customs)

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