大人気歌手あいみょんの代表曲となった「マリーゴールド」は、誰もが知る素敵な楽曲ですよね。しかし、そもそもマリーゴールドにはどのような意味が込められているのでしょうか。
それを知れば、この曲の意味がさらに様々な色や形で受け入れられると思います。そこで、ここではマリーゴールドが持つ花言葉の意味について紹介します!
目次
マリーゴールドとは?
マリーゴールドという花は、日本でも見かけることのある花。その色鮮やかな姿は見る人の心を奪ってしまいます。そんなマリーゴールドがどういう花なのか、まず知っておきましょう!
マリーゴールド
マリーゴールドはコウオウソウ属(マンジュギク属)の草花の総称として呼ばれているもので、花の色や形が似ているキンセンカを指すこともあります。
意味は「聖母マリアの黄金の花」となっており、ヨーロッパの文化にも影響を与えている花と言えるでしょう。
主な種は4種
マリーゴールドは主にアフリカ大陸の熱帯や温帯にかけて広がっており、その種類は約50種前後ですべてメキシコが原産です。実はヨーロッパの花だと思われているのですが、オリジナルの種類はメキシコ原産しかありません。
名前にアフリカやフランスが入ることもあるが、実は無縁の存在。長い歴史によって品種改良されながら広まったものも多いですが、メキシコがマリーゴールドの故郷なのです!
アフリカン・マリーゴールド
アフリカン・マリーゴールドは和名だとセンジュギク、サンショウギクと呼ばれるもので、実はアフリカに自生しているわけではありません。
16世紀初頭にスペインに輸入され、その美しさが評価されてヨーロッパに普及しました。その後にイギリスがアフリカに持ち込んだと言われており、それからアフリカにも広まるようになったのです。
フレンチ・マリーゴールド
フレンチ・マリーゴールドは和名でコウオウソウ、クジャクソウ、マンジュギクと呼ばれるもの。こちらもフランスに自生しているわけではなく、輸入されてパリの庭園に植えられたのが始まり。そこからヨーロッパに普及したと言われています。
主に庭園などに飾る花として知られ、美しい庭園文化を持つフランスでは一気に広まるようになりました。近年では一般家庭でも育てている人を見かけることがあります。
メキシカン・マリーゴールド
メキシカン・マリーゴールドは和名でホソバコウオウソウ、ヒメコウオウソウと呼ばれる種類です。マリーゴールドはもともとメキシコが原産なので、こちらがオリジナルと言えます。
メキシコでは死者の日という祝祭の際に飾る花として有名ですね。映画「リメンバー・ミー」などにも登場するほど、実はメキシコではメジャーな花です!
レモン・マリーゴールド
レモン・マリーゴールドは他の種類に比べると色合いが違ってきます。普通のマリーゴールドは黄色も多いですが、オレンジ色が主流です。しかし、こちらは完全な黄色の品種です。
見た目がとても華やかで見ているだけで笑顔になりそうなほど明るい発色を見せます。太陽に照らされることで黄色く輝く姿が人気で、マリーゴールドの中でもまた別格として扱われます。
マリーゴールドの花言葉
マリーゴールドには花言葉ももちろん付けられています。その意味は色合いによって変わることもある他、種類によっても変わります。まずはチェックしてみましょう!
全般的な花言葉
マリーゴールドの意味は、もともとギリシャ神話が由来となった花言葉となっています。それはマリア様の黄金の花という意味を持ち、古くからとても高貴な花として扱われているのです。
マリーゴールドの全体的な花言葉としては「強い勇気」や「可憐な愛情」という意味があります。
色別の花言葉
マリーゴールドは色別に花言葉が変わってくるので、そちらはそれぞれの意味も知っておきたいですね。
黄色
黄色のマリーゴールドは「健康」を意味します。確かに色鮮やかな色合いを見ていると心も身体も癒されそうですね。これにはギリシャ神話も由来しているのですが、話がとても長くなるので省略します。
オレンジ色
オレンジ色のマリーゴールドは「予言」や「真心」を意味します。広義では勇気や愛情という意味を持つマリーゴールド。その中でも、より宗教色が強い意味合いとも言えるかもしれませんね。こちらもギリシャ神話が由来となっています。
種類別の花言葉
マリーゴールドは種類別にも花言葉があります。
アフリカン・マリーゴールド
アフリカン・マリーゴールドは「逆境を乗り越える」という意味。アフリカのような厳しい自然の中でも育つということから、このような花言葉が付けられたと言われています。
フレンチ・マリーゴールド
フレンチ・マリーゴールドは「いつもそばにおいて」という意味。フランス王室の庭園で育てられていたことから、この花言葉が付けられたという話が有名ですね。
メキシカン・マリーゴールド
メキシカン・マリーゴールドは小柄な花ということもあって、上品ながらも健気な意味が込められています。ただ、解釈によってポジティブにもネガティブにもなるなど、複数の意味を持ちます。
レモン・マリーゴールド
レモン・マリーゴールドは「愛情」という意味。これはオリジナルのマリーゴールドと同様ですね。
ネガティブなものが有名
マリーゴールドの花言葉としてはネガティブなものの方が有名。「嫉妬」や「絶望」、「悲嘆」などの意味もあります。マリーゴールドに限らず、キリスト教では黄色が裏切りを意味する色だったこともあって、不吉な意味が込められていることも多いんですよね!
あいみょんのマリーゴールド
色によって様々な意味を持つマリーゴールドのように聞く人それぞれで捉え方が違うような曲であってほしいという思いが込められた曲、それこそがあいみょんの「マリーゴールド」です。
あいみょん自身は歌詞に対して「切なさが出ている」と評していることから、聞き手によって意味もまた変わってくるのが特徴となっています。
男女の恋愛模様を重ねたラブソングですが、本人は歌詞について「愛し合っている2人が昔を懐かしんでいるような現在進行形のラブソング」と語っているため、感じ方は人それぞれ。
まとめ
マリーゴールドという言葉を耳にすることが多くなってきたこともあって、近年はより多くも気になっていると思います。ここではそれぞれの意味や花言葉を紹介しましたが、あいみょんの曲は聞き手によって意味も変わってきます。あなたはどう感じるでしょうか?