ブラジルの公用語って知ってる?親日家の多い魅力満載な日本の裏側の国を紹介

地球の反対側にあるブラジル。しかし、そんな遠い遠いブラジルにも日本と深い関係があるのを知っているでしょうか。知れば知るほどブラジルについて興味が湧いてくる人も少なくありません。

そこで、ここではブラジルの公用語をはじめ、日本との関係についても紹介します。実は親日家がとても多い国なんですよ!

ブラジルの公用語はポルトガル語

ブラジルの人々はどのような言葉を話しているのでしょうか。意外と英語だと思っている人も多いですが、実は違うんですよね!

ブラジル・ポルトガル語

ブラジルの公用語は主にポルトガル語となっています。そのため、現地の人のほとんどはポルトガル語が話せます。ただ、先住民が話す多様な言語が160以上あるとされており、そこにアフリカなどの影響も受け、ブラジル・ポルトガル語として区別されることがあるので注意しましょう。

背景にはポルトガルによる実質植民地支配によって発展した歴史があり、鉱山や貴金属や染料など資源が豊富なブラジルを狙って交易を始めようとポルトガル人が流入するようになったのが理由です。さらにはサトウキビの栽培や砂糖の精製など幅広く展開しつつ、先住民の人々を支配下に置いていきました。

その結果、ブラジルの公用語はポルトガル語になったのです。

南米のほとんどはスペイン語

南米ではスペイン語が通じることが多いです。ヨーロッパの列強国だったスペインが統治していた国も多いことから、スペイン語を話す人が多いと言われています。しかし、ブラジルは違うんですよね。

ブラジルではスペイン語は通じない?

ブラジルではスペイン語もあまり通じません。主にポルトガル語もしくはブラジル・ポルトガル語が使われており、観光地などでは英語が通じることもあるのですが、スペイン語はまずあまり耳にしませんね。

日系人が話すコロニア語

コロニア語は日本人がブラジルに移住して使い始めた言葉として知られています。ポルトガル語が混ざった日本語という立ち位置もあり、若い世代のブラジル人や日本人には通じないことも多いです。ただ、古くからブラジルにいる日系移民に近い人々の間では、未だにコロニア語が使われることも。

ブラジルは日系移民が多い

ブラジルは日系移民がとても多いです。地球の反対側にそんなに日本人がいるとは想像しにくいですが、実は世界で最も日系人が多いと言われている国でもあります。

世界最大の日系民居住地

ブラジルは世界最大の日経民移住地です。実は日本人にも馴染みが深い国であり、日本をルーツとするブラジル人や日本国籍を持っていたが帰化した日本人などを日系ブラジル人と呼びますね。

ブラジルへの移民は1905年から

本格的に日本人移民が送り出されたのは1908年以降のこと。労働者不足問題を抱えるブラジルとの約束により、約3,000人を送り出すという契約が締結されました。

実際に1908年4月時点では781人の移民が移住し、さらに数年間にわたり数百人単位で日本人が移民したと言われています。

1990年代には逆に日系人が日本へ

日本の出入国管理法が改正され、日系ブラジル人3世とその家族を無制限に受け入れることを決めたため、1990年代には多くの日系人が日本にやってきました。

もともと2年契約だったのですが、多くの日系ブラジル人は日本に定住することを望み、永住権や日本国籍を取得したと言われています。

ブラジルの魅力

ブラジルと聞いてもサッカーくらいしかイメージがない人もいると思います。しかし、ブラジルには魅力もたっぷりあるんですよ。治安はちょっと気をつけたいですが、海外旅行にいかがでしょうか?

親日家が多い

もともとブラジルには日系人が多いことから、アジア人差別などもあまりありません。欧米に比べると各段に日本に対して良い印象を持っている人が多いと言われています。

かつて移住した日本人が勤勉かつ真面目に働いた姿がブラジル人の脳裏に焼き付いていて、教科書などでも習うそうです。だからこそ、ブラジル人は「日本人=すごい人たち」だという認識が強いと言われています。

明るく陽気な国民性

南米にあるブラジルは明るく陽気な国民性だと言われています。人によって違うものの、ポジティブで元気な人が多いですね。リオのカーニバルの時期になると、国を挙げて祭りを楽しむなど、誰に対してもフレンドリーだったりします。

更に家族や友達を大切に

特にブラジル人は家族や友達など、自分に近しい人たちを大切にする傾向があります。仲良くなるまでは無償で優しくしてくれるということも少ないですが、親密になれば家族のように接してくれます。友達になれば強い絆で結ばれることも。

実はブラジル料理はおいしい!

ブラジルにはシュラスコなどをはじめとする料理があります。味付けも日本人好みのものが多く、実は観光をする人たちの中でも意外なグルメ大国として知られています。

日本からはやはり遠い国

ブラジルは魅力もたっぷりなのですが、それでも日本からはとてつもなく遠いです。

直行便はない

日本からブラジルまでは直行便がないため、どこかの国を経由しなくてはなりません。乗り継ぎ時間を含めると20時間前後かかることが多く、航空券は時期や座席によって違うものの10万円~20万円ほどはかかると思います。

アメリカ経由

最も人気のあるアクセス方法がアメリカ経由ですね。デトロイトやニューヨーク、シカゴ、ワシントンDC、ダラス、マイアミ、ヒューストン、ロサンゼルスなどから渡航可能。就航本数が多いことからチケットが取りやすくて安いです。ただ、アメリカ経由だとESTAの認証もしくはビザが必要となるのは注意。

ヨーロッパ経由

ヨーロッパ各国と結ばれている便利なアクセス方法がヨーロッパ経由です。オランダやスペイン、フランス、イギリス、イタリアなどから渡航可能。周遊したい人など、ある程度時間にもお金にも余裕があるならこちらの路線がおすすめです。

中東経由

近年人気を集めているアクセス方法が中東経由ですね。世界的に人気の高いエミレーツ航空やエティハド航空、カタール航空などが就航していて、快適な空の旅になること間違いなし。中東は本数が限られるものの、今後増える可能性も含めてメジャー路線になるかもしれませんので、要チェックです。

まとめ

ブラジルと言えば、あまり日本とは馴染みがない国だと思っている人も多いです。しかし、日本の反対側にありながらも、実は日本と深い関係を持つ国です。海外旅行で行くにはハードルが高いですが、魅力に満ちた国なので……行ってみてはいかがでしょうか!?

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