
ローズマリーはその美しい花だけではなく、心地よい香りが人気の花です。
ここでは、このローズマリーとはどういう花なのか、そしてどんな花言葉があるのか、といった点について見ていきましょう。
ローズマリーとは?

ローズマリーはマンネンロウ属シソ科に分類される常緑低木であり、その葉は棘のように鋭いです。
常緑低木ということもあって、一年を通して青々とした葉をしています。
特徴
ローズマリーは「神秘の力を持つハーブ」と呼ばれる植物です。
その香りの良さもあってティーなどに用いられる他、ハーブや薬草、香辛料、食料としても使われる植物となっています。
独特の香りを放つことからも人気が高く、自宅で育てている人も多いです。
開花時期
ローズマリーの花が開花するのは10月~5月頃です。
初冬から春にかけて咲くという他の花とは少し異なる特徴があります。
この時期になると淡い白や青の花を咲かせる他、ピンクや紫の花を咲かせる品種もあるなど、小さい花はとても可愛いです。
1年を通して収穫が可能ということもあり、家庭菜園やハーブ栽培、ガーデニングなどにも適している品種と言われています。
原産
ローズマリーはヨーロッパの地中海地方が原産です。
海辺の近くに咲くこともあり、その名前の由来にもなっているともされています。
ローズマリーの花言葉

ローズマリーには多くの花言葉があり、それぞれ良い意味が込められています。
全般的な花言葉
ローズマリーには「追憶」「思い出」「記憶」「忠誠」「献身」「静かな力強さ」「あなたは私を蘇らせる」「貞節」「誠実」「変わらぬ愛」「私を忘れないで」などの花言葉があります。
その意味は主にポジティブなものとなっています。
色別の意味は設定されていない
ローズマリーは、色別の花言葉は設定されていません。
ヨーロッパ各地では、その国々によって意味も異なるなんてこともあります。
ハーブとしてのローズマリー

ローズマリーはハーブとして高い人気を誇っています。
期待される効能の幅は非常に広く、万能ハーブとされることもあるほど。
古代エジプトでは神秘の効能があると信じられていました。
当時はミイラの腐敗防止のために棺にローズマリーの枝を入れており、やがては「再生」や「不死」を象徴する花となりました。
色々使える万能ハーブ
ローズマリーは、料理に使われることが多いハーブの一種です。
香りが引き立つこともあり、料理によってはより深みのある香りにすることもできるなど、場所によっては重宝するハーブとなっています。
また、摂取すると頭がすっきりすると言わたり、やる気や集中力を高めると言われたりもしています。
肌荒れを修復する効果が期待できるとされ、肌を引き締める効果までも期待できると考えられています。
ローズマリーの花名

ローズマリーというその名前の由来について見ていきましょう。
海の雫説
ローズマリーの花名の由来として語られることが多いのが海の雫説です。
これはヨーロッパの地中海沿岸地方に自生するローズマリーの姿が「海の雫」に見えることが由来になったそうです。
ラテン語で「雫」を意味するローズと「海の」を意味するマリナスを組み合わせてローズマリーと呼ぶようになったとされています。
その小さな花はが海辺にあったら、たしかに海の雫という言葉はぴったりですね。
マリー=聖母マリア説
他には聖母マリア説もあります。
「聖母マリアのバラ」を意味するローズオブマリアという言葉が略された名前ともされています。
中には、聖母マリアがローズマリーに衣を被せたことで花の色は白から青に変えたという伝承まで残っています。
まとめ
ローズマリーという名前は、料理に使われたり、香料ともされる花です。
その花言葉の多くはポジティブなものとなっています。
ローズマリーという名前自体は、「海の雫」から来たとも「聖母マリアのバラ」から来たともされています。